弁護士会の会則の変更、予算及び決算は、総会の決議によらなければならない。
要点弁護士法 39 条は、弁護士会の会則の変更・予算・決算を総会の決議によるべきものと定める。執行部の一存では決められず、全会員の多数決という関門が必須となり、弁護士自治を支える。
Q · 弁護士会のルールや会費は、会長や理事会だけで決められるの?
いいえ、会則変更・予算・決算は総会の決議が必須です
弁護士法 39 条により、弁護士会の会則の変更、予算、決算は、すべて総会の決議によらなければなりません。会長や理事会の一存では確定せず、所属弁護士全員が参加できる総会の多数決という関門を必ず通します。これにより会費や業界の規律が恣意的に動かされることを防ぎ、外部の監督官庁ではなく弁護士自身が自らを律する「弁護士自治」の財政的・規範的な土台が支えられています。一会員にも総会での発言権と一票が制度上保障されています。
医師の世界も、税理士の世界も、業界の規律を最終的に握っているのは監督官庁という役所だ。弁護士だけが違う。弁護士法 39 条は、弁護士会の会則の変更も、予算も、決算も、すべて総会の決議、つまり所属弁護士全員が集まる場の多数決でなければ決められないと定める。たった一文だが、ここに「弁護士自治」の心臓部が詰まっている。なぜこれがあなたに関係するのか。あなたが国や大企業を相手に弁護士を雇うとき、その代理人は相手方から職業上の報復を受ける心配をしなくていい。弁護士を懲戒するのも、業界のルールを書き換えるのも、外部の権力ではなく弁護士自身の集まりだからだ。会長一人が密室で会費や規律を動かすことはできず、必ず総会という民主的な関門を通す。あなたの味方が誰にも忖度せず戦える、その制度的な土台が、この地味な手続条文なのである。
弁護士法 39 条は、弁護士会の会則変更・予算・決算を総会の決議事項と定める組織規定である。執行機関である会長や理事会の裁量から根幹的事項を切り離し、全会員で構成される総会の議決に専属させることで、弁護士会の自主性と内部民主主義を制度的に裏づける機能を持つ。
弁護士会の規律や運営を、外部の監督官庁ではなく弁護士自身が決める仕組みです。会則変更や予算を総会の決議に委ねる弁護士法 39 条が、その中核的な土台の一つです。
弁護士法 39 条により、会則の変更は総会の決議によらなければなりません。会長や理事会だけでは確定できず、全会員が参加する総会での多数決が必要です。
弁護士が国や大企業を相手に萎縮せず戦えるよう、独立性を守るためです。医師などと異なり、規律も予算も役所ではなく弁護士の総会が決める自治構造が採られています。
原則としてその弁護士会に所属する全弁護士が構成員として参加でき、議決に加わります。会則変更や予算は 39 条によりこの総会の決議事項とされています。
弁護士法 39 条により、予算は総会の決議を経なければ成立しません。会費の根幹となる予算を執行部の一存で確定させることはできない仕組みです。
監督官庁による認可は不要で、これが弁護士自治の核心です。会則変更は 39 条により総会の決議で決まり、医師会などが監督官庁の監督下にあるのと対照的です。
できます。決算も 39 条の総会決議事項であり、過去のお金の使い道までさかのぼって総会で審議・統制できます。議案書を事前に読み込むのが第一歩です。
弁護士法 39 条は会則変更を総会の決議事項と定めるため、執行部だけで押し切った変更は手続上の有効性を疑う余地があります。総会を通したかが争点になります。
意味がないわけではない。39 条は会則変更も予算も決算も総会の決議事項とするので、執行部の専決を許さず、一会員にも総会での発言権と一票がある。会則の定めに従い、一定数の会員が連名すれば議案を上程できる仕組みも用意されている。業界裏話ヒント:弁護士会の重要な方針転換は、しばしば問題意識を持つ少数の会員が総会に議案を出すところから始まる。執行部に陳情するより、総会の土俵に乗せた方が制度上無視できない
勝手には上げられない。会費は弁護士会の予算の根幹であり、39 条により予算は総会の決議を経なければ成立しない。会長や理事会の一存で値上げを確定させることはできない。業界裏話ヒント:会費値上げ案が総会で紛糾し、修正や否決に至ることは実際に起きている。決算も総会マターなので、過去のお金の使い道までさかのぼってチェックできる。総会の議案書を事前に読み込むことが、財政を質す第一歩になる
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 条文が定める内容 | 39 条:会則変更・予算・決算を総会の決議事項とする | — |
| 性質 | 意思決定手続(誰がどう決めるか) | — |
| 自治との関係 | 財政民主主義・内部統制の担保 | — |
ログインすると、他の読者と一緒にこの条文へメモを残せます。
ログインして共同ノートを始める以下は各文が単独で意味の通る客観的事実です。引用は e-Gov法令検索を基準としてください。