要点弁護士法64条の7は、弁護士会と日弁連が懲戒手続の節目ごとに当事者へ書面通知する義務を定める。「懲戒しない」決定の通知日は、60日の異議申出期間の起算点になる。
Q · 弁護士会に懲戒請求したあと、結果や途中経過は教えてもらえるの?
はい、節目ごとに書面で通知されます
弁護士法64条の7により、弁護士会と日弁連は懲戒手続の節目ごとに書面で通知する義務を負います。具体的には、綱紀委員会への調査開始・懲戒委員会への審査付託(その旨と事案の内容)、「懲戒しない」決定(その旨と理由)、刑事訴訟係属による中止・再開、対象弁護士の死亡・資格喪失による終了です。重要なのは、「懲戒しない」通知を受けた日の翌日から60日が、日弁連への異議申出の起算点になる点です(弁護士法64条)。
弁護士に懲戒請求を出したことがあるだろうか。あるいは、これから出そうとしているか。弁護士法64条の7は、その手続の途中であなたの身に何が起きているかを、弁護士会が書面で知らせる義務を定めている。事案が綱紀委員会の調査に回ったとき、懲戒委員会の審査にかかったとき、刑事裁判の係属で手続が中止・再開したとき、そして「懲戒しない」決定が出たとき、弁護士会はあなたに書面で通知しなければならない。ここが急所だ。「懲戒しない」という通知には必ず理由が付く。そしてその通知を受け取った日が、あなたが日弁連へ異議を申し出る期限の起算点になる。この一通を引き出しにしまい込めば、たとえ弁護士会の判断に穴があっても、あなたの不服申立ての道は静かに閉じていく。通知の意味を知る者と知らない者は、同じ封筒を受け取って正反対の行動をとる。
弁護士法64条の7は、弁護士会および日本弁護士連合会が懲戒手続の進行段階に応じて、対象弁護士等・懲戒請求者・関係する弁護士会に対し、所定の事項を書面により通知すべき義務を定める規定である。調査開始、審査付託、刑事訴訟係属による中止・再開、手続終了、および懲戒しない旨の決定がその対象であり、懲戒手続の透明性と不服申立ての起算点を担保する手続規定として機能する。
AI 輔助整理,以條文原文為準
弁護士会と日弁連が、懲戒手続の節目(調査開始・審査付託・中止再開・終了・懲戒しない決定)ごとに、対象弁護士・懲戒請求者へ書面で通知する義務を定めた規定です。
弁護士会が「懲戒しない」と決定したとき、速やかにその旨と理由が書面で通知されます。この通知の到達日が、異議申出期間の起算点になるため日付が重要です。
懲戒しない旨の通知を受けた日の翌日から起算して60日以内です(弁護士法64条)。1日でも過ぎると日弁連への異議申出はできなくなります。
綱紀委員会は懲戒に付すべきか否かを調査する入口の機関、懲戒委員会は実際に懲戒処分の当否を審査する機関です。多くの請求は綱紀委員会段階で終わります。
できます。弁護士法58条により懲戒請求は「何人も」可能で、裁判の相手方や第三者も請求できます。64条の7の通知を受ける懲戒請求者にこれらの人も含まれます。
市民で構成され、日弁連が異議を認めなかった場合に、なお懲戒相当か否かを審査する機関です。弁護士自治への市民参加を担保する二段目の救済ルートです。
同一の事由で刑事訴訟が係属している場合、懲戒委員会は懲戒手続を中止できます。中止・再開のいずれもその旨が書面で通知されます(64条の7第1項3号)。
対象弁護士が死亡し、または弁護士でなくなった場合、懲戒手続は終了します。その旨と理由が書面で通知されます(64条の7第1項4号)。
放置でない可能性が高いです。弁護士法64条の7は、綱紀委員会の調査に回した時点で「その旨及び事案の内容」を書面通知する義務を弁護士会に課しています。通知が来ないなら、まだ受理・割当て段階か書面の行き違いも考えられるので、弁護士会に進捗照会を。業界裏話ヒント:懲戒請求の大多数は綱紀委員会の段階で「懲戒委員会に審査を求めない(=懲戒しない)」で終わります。だからこそ届く『懲戒しない』理由書をどう崩すかが本番で、最初の請求書に証拠を詰め込めたかで勝負はほぼ決まっている
あります。その通知の翌日から60日以内なら、日本弁護士連合会に異議を申し出られます(弁護士法64条)。異議も認められなければ、市民で構成される綱紀審査会への綱紀審査の申出という二段目の救済も残っています。業界裏話ヒント:多くの請求者はこの通知を『単なる不受理の連絡』と誤解して諦めますが、これは理由が書面に残る正式な決定です。その理由の論理の穴を突いて異議で覆すのが定石で、期限を1日でも過ぎれば道は完全に閉じる(最新の改正状況をご確認ください)
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|---|---|---|
| 条文の役割 | 64条の7:手続の節目を当事者へ書面通知 | — |
| 誰のための規定か | 懲戒請求者・対象弁護士の両方(情報保障) | — |
| 起算点との関係 | 「懲戒しない」通知日が異議の起算点を生む | — |
| 次の一手 | 通知を読み解き異議・綱紀審査へ接続 | — |
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