放送法 第61条(給与等の支給の基準)
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協会は、その役員の報酬及び退職金並びにその職員の給与及び退職金の支給の基準を定め、これを公表しなければならない。これを変更したときも、同様とする。
この条文の基本情報
給与等の支給の基準とは何ですか?
定義給与等の支給の基準とは、放送法第61条に定められた規定で、「協会は、その役員の報酬及び退職金並びにその職員の給与及び退職金の支給の基準を定め、これを公表しなければならない。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 放送法第61条(給与等の支給の基準)は、日本の放送法に含まれる条文です。
- 放送法第61条の条文原文は「協会は、その役員の報酬及び退職金並びにその職員の給与及び退職金の支給の基準を定め、これを公表しなければならない。」で始まります。
- 放送法第61条は第五節 役員及び職員に置かれています。
- 放送法の公布日は昭和25年5月2日です。
- 放送法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 放送法第61条の前の条は放送法第60条の2です。
- 放送法第61条の次の条は放送法第62条です。
- 放送法第61条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)第61条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000132 - 本サイト収録
放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)第61条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000132/61
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点放送法61条は、NHKに役員報酬・退職金と職員給与・退職金の支給基準を定めて公表する義務を課す。基準を変更したときも公表が必要で、個人の支給額は対象外。
Q · NHKの役員や職員の給料って、どうやって決まっているか分かるの?
公表された「支給基準」で確認できる。個人の年収額は対象外
放送法61条により、NHKは役員の報酬・退職金と職員の給与・退職金について支給の基準を定め、公表しなければなりません。基準を変更したときも同様に公表が必要です。ただし公表義務の対象は「基準」であり、個々の役職員の支給額そのものではありません。NHKの収支予算は総務大臣の意見を付して国会に提出され承認を受けるため(同法70条)、公表基準は予算審議や報道を検証する際の一次資料になります。
解説
あなたが毎月払っている受信料の一部は、NHK の会長や理事の報酬、職員の給与と退職金になる。その金額を誰がどう決めているのかは、ブラックボックスに見えるかもしれない。だが放送法61条は、協会(NHK)に対して、役員の報酬と退職金、職員の給与と退職金について「支給の基準」を定め、公表するよう義務付けている。基準を変えたときも、改めて公表しなければならない。押さえておくべき点は、公表が義務付けられているのは「基準」であって、個々人の明細ではないということだ。それでも基準が公開されていれば、受信料の使い道を確かめる材料になる。NHK の予算は総務大臣の意見を付けて国会に提出され、承認を受ける(放送法70条)。その審議や報道を見るとき、何を基準に「高い」「妥当だ」と言えるのか。その物差しが本条によって公開されている。感覚で文句を言うのと、公表された基準を根拠に指摘するのとでは、相手に与える重みがまったく違う。
法的な位置づけ
放送法第61条は、日本放送協会の人件費に関する透明性規定であり、協会が役員の報酬及び退職金並びに職員の給与及び退職金について支給の基準を定め、これを公表する義務、および当該基準を変更した場合に改めて公表する義務を定める。個別の支給額の開示ではなく、基準の公開を通じて受信料負担者による検証を可能にする。
手順
- 1.公表されている支給基準を入手・保存する NHKの公式サイトで役員報酬・職員給与・退職金の支給基準の公表ページを確認し、PDF等を取得日付きで保存する
- 2.新旧の基準を比較する 過去の版を入手できれば並べて比較し、改定の時期と変更点(どの区分の、どの項目が変わったか)を整理する
- 3.根拠を示して意見を届ける 疑問点は具体的な条項を示してNHKの窓口に問い合わせる。収支予算の国会審議の時期に合わせ、地元選出議員へ公表基準を引用した意見を送る
よくある質問 AI による整理
Q1放送法61条とは?
NHKに対し、役員の報酬・退職金と職員の給与・退職金の支給基準を定めて公表するよう義務付ける規定です。基準を変更したときも公表が必要です。
Q2NHK職員の平均年収は公表されている?
本条が義務付けるのは支給基準の公表です。平均額などの数値は業務報告や予算関係資料で示される場合があるため、最新の公表資料で確認する必要があります。
Q3NHKの給与基準は誰が決める?
協会(NHK)自身が定めます。国や国会が個々の支給額を決めるのではなく、協会が定めた基準を公表させることで外部の検証を可能にしています。
Q4NHKが支給基準を公表しないと違法?
本条は公表を義務として定めているため、公表しなければ本条違反となります。罰則の適用関係は放送法の罰則規定を最新条文で確認してください。
Q5給与基準を変更したときも公表が必要?
必要です。条文は「これを変更したときも、同様とする」と定めており、改定のたびに変更後の基準を公表しなければなりません。
Q6NHK役員の退職金も公表の対象?
対象です。本条は役員の報酬だけでなく退職金、職員の給与と退職金についても、それぞれ支給の基準を定めて公表するよう求めています。
Q7NHKの人件費は国会でチェックされる?
NHKの収支予算は総務大臣の意見を付して国会に提出され承認を受けます(放送法70条)。人件費もその審議の中で論点になり得ます。
Q8民放テレビ局にも給与基準の公表義務はある?
ありません。本条の名宛人は「協会」、つまりNHKに限られます。民間放送事業者は本条の公表義務を負いません。
この条文についての質問 AI による整理
Q1NHKの会長っていくらもらってるか、どこで分かるんですか?
放送法61条により、NHK は役員の報酬と退職金の支給基準を定めて公表しなければならない。公式サイトの経営情報のページなどで確認できる。実務のポイント:ネットで見る「会長の年収○○万円」という数字は、公表基準や業務報告書の数値から誰かが計算したものであることが多い。引用するなら、必ず NHK 自身が出している原資料までたどる。それだけで議論の信用度がまったく違ってくる
Q2給与の基準が高すぎると思ったら、文句を言う手段ってあるんですか?
公表された基準を根拠に、NHK へ意見を送ることはできる。さらに NHK の収支予算は総務大臣の意見を付けて国会に提出され、承認を受ける(放送法70条)ので、予算審議の時期に議員へ意見を届ける方法もある。実務のポイント:「高すぎる」という感想だけの意見は埋もれる。基準のどの条項が、どの比較対象と比べてどう突出しているかを示した意見は、記者や議員の質問材料として拾われやすい
間違えやすい点 AI による整理
- 「NHK職員一人ひとりの年収が公開されている」と思われがちだが、本条が義務付けているのは支給の「基準」の公表である。個々の職員の給与額まで明らかにする規定ではない。ネットで出回る具体的な年収額は、公表基準や平均値から推計された二次情報であることが多く、出典を確かめずに引用すると恥をかく
- 公表義務は「一度出せば終わり」と軽く見られがちだが、条文は変更したときも同様に公表せよと定めている。見直しのたびに公表がついて回るので、改定の履歴を追えば、組織がいつ、どの方向に人件費の考え方を変えたかが見えてくる。この点の重みを見落としている人は多い
- 「民間企業の役員報酬と同じで、外部が口を出せる話ではない」と見るのは前提がずれている。NHK は受信料で運営され、予算は国会の承認を経る特殊な法人である。だから民間の株式会社の情報開示とは別の考え方で、法律が直接公表を命じている
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律の対象 | 放送法61条:役員・職員の給与と退職金の支給基準 | 放送法64条:受信契約の締結義務(財源側) 放送法70条:収支予算の国会提出・承認 |
| 外部チェックの仕組み | 基準の公表(変更時も公表) | 契約締結義務を通じた財源確保 総務大臣の意見を付し国会が承認 |
| 市民にとっての意味 | 受信料の使い道を検証する物差し | 受信料を負担する法的根拠 人件費を含む予算を審議する場 |
他国ではどう定めているか 2 か国
台湾の公共放送は財団法人として運営され、法律で組織と財務の監督が定められる。本条のような給与基準の公表規定との具体的対応は条文単位で要確認
米国の公共放送は受信料制度を持たず、CPB を通じた連邦補助金が中心。人件費の透明性は補助金の監督・報告の文脈で問題になる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 受信料の督促状が届いた夜、ネットで「NHK職員の年収は高すぎる」という投稿を見かけた。その数字は本当なのか? 根拠をたどる出発点は、本条に基づいて NHK が公表している給与等の支給基準と、毎年の業務報告や予算資料である
- NHK の人事部で働くあなたに、退職金規程の改定作業が回ってきた。改定案が経営委員会で議決されれば終わりではない。変更後の基準を公表するところまでやって、初めて本条の義務を果たしたことになる
- 国会で NHK 予算の審議が始まるまで、あと2週間。地元の議員事務所に意見を送りたいなら、今のうちに公表されている支給基準を読み込み、具体的な条項を指して質問を組み立てる必要がある
- 大学のゼミ発表で「公共放送のガバナンス」を扱うことになった。役員報酬の基準が法律で公表を義務付けられている、その一点を示すだけで、発表の説得力が一段上がる
取るべき行動
被害を受けた側:1. NHK の公式サイトで、役員報酬・職員給与・退職金の支給基準の公表ページを確認し、PDF などを日付付きで保存する2. 過去の版も入手できれば並べて、改定の時期と中身を比べる3. 疑問点は具体的な条項を示して NHK のふれあいセンターや情報公開の窓口に問い合わせる4. 国会での予算審議の時期に合わせ、地元選出議員へ根拠付きの意見を送る。NHK は行政機関ではないため、行政機関情報公開法ではなく NHK 独自の情報公開制度を使うことになる(運用の詳細は最新の公表内容で確認のこと)
訴えられた側:1. NHK の総務・人事担当なら、基準を定めたこと、変更したことのそれぞれについて公表した記録(日付、掲載場所、版)を残す2. 規程を改定したら、経営委員会の議決など内部手続と、変更後の基準の公表を一つの流れで管理し、公表漏れを防ぐ3. 外部から「公表されていない」と指摘されたら、該当する公表資料の所在を示して速やかに答える。公表義務を怠った場合の制裁の適用関係は、放送法の罰則規定を最新条文で確認すること
時効(請求できる期限):本条自体に特定の期限や時効の定めはない。公表は基準を定めたとき、変更したときに求められる。なお NHK の受信料債権は、最高裁判例(最判平成26.9.5)により5年の消滅時効にかかるとされている(2020年施行の民法改正後の扱いを含め、最新の状況をご確認ください)
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