要点国民年金法 8 条は、二十歳到達など五つの事由に該当した日に、届出を要せず法律上当然に被保険者資格を取得すると定める。二十歳到達日は誕生日の前日である。
Q · 国民年金って、手続きした日から加入なんですか?
違う。要件を満たした日に自動で加入している
国民年金法 8 条により、①二十歳に達したとき ②日本国内に住所を有するに至ったとき ③適用除外者でなくなったとき ④厚生年金保険の被保険者資格を取得したとき ⑤被扶養配偶者となったとき、のいずれかに該当した日に、法律上当然に被保険者の資格を取得します。届出(法 12 条、原則 14 日以内)は、すでに発生した事実を記録に載せる作業にすぎません。したがって届出をしていない人は「未加入」ではなく「加入済みの未納」です。なお二十歳到達日は年齢計算ニ関スル法律により誕生日の前日となります。
20歳の誕生日に国民年金へ入る、と思っている人が大多数だ。条文はそう書いていない。8条が定めるのは「資格取得の時期」、つまりあなたが被保険者という身分を手に入れる正確な一日である。20歳に達した日、日本国内に住所を有するに至った日、適用除外者でなくなった日、厚生年金保険の被保険者資格を取得した日、被扶養配偶者となった日。この五つの入口のどれを通ったかで、あなたの被保険者の種別も、保険料が発生する最初の月も変わる。しかも「二十歳に達したとき」は年齢計算ニ関スル法律により誕生日の前日である。4月1日生まれなら3月31日に資格取得、つまり3月分から保険料の対象になる。さらに見落とされているのが四号だ。18歳で就職して厚生年金に入れば、20歳未満でもその日に国民年金の被保険者(第2号)になる。ところが20歳前の期間は老齢基礎年金の額には反映されない(法27条)。入口の日付一つで、あなたの年金記録の形が決まっている。
国民年金法 8 条は被保険者の資格取得の時期を定める規定であり、二十歳到達、日本国内への住所取得、適用除外事由の消滅、厚生年金保険の被保険者資格の取得、被扶養配偶者となったことの五つの事由のいずれかに該当した日に、当事者の意思や届出とは無関係に、法律上当然に被保険者資格が発生する旨を規定する。第 7 条の被保険者種別を前提とし、第 9 条の資格喪失と対を成す。
国民年金法 8 条が定める、被保険者という身分が発生する正確な一日のことです。二十歳到達、国内住所の取得、適用除外の消滅、厚生年金加入、被扶養配偶者化の五つの入口があります。
資格は 8 条の要件を満たした日に自動で発生しているため、届出をしなくても加入者です。記録上は保険料が未納として積み上がり、後日まとめて請求されます。未加入ではなく未納として扱われます。
日本国内に住所を有するに至った日です(8 条二号)。転入届の提出日ではなく、住所を取得した事実の日が基準になり、その日の属する月から被保険者期間に算入されます(法 11 条)。
第 1 号被保険者は資格取得日から原則 14 日以内です(法 12 条 1 項)。第 3 号被保険者は配偶者の勤務先を経由して届け出ます。期限を過ぎても資格自体は失われません。
厚生年金保険法に基づく老齢給付等を受けることができる者など、厚生労働省令で定められた人です(8 条三号)。この除外事由がなくなった日に、あらためて被保険者資格を取得します。
なります。60 歳以上でも厚生年金保険の被保険者資格を取得した日に第 2 号被保険者となります(8 条四号)。ただしその期間は老齢基礎年金の額には反映されません(法 27 条)。
被保険者期間は資格取得日の属する月から算入されるため(法 11 条)、月をまたぐ 1 日のずれは保険料 1 か月分と、学生納付特例など年度単位の申請書の枚数を左右します。
できます。ねんきんネットまたはねんきん定期便の加入履歴で、資格取得年月と種別を月単位で確認できます。二十歳到達は誕生日の前日基準で数えて突き合わせるのが要点です。
違う。年齢計算ニ関スル法律により人は誕生日の前日に年をとるため、8条一号の「二十歳に達したとき」も前日である。4月1日生まれなら3月31日に資格取得、保険料は3月分から発生する(法11条)。業界裏話ヒント:日本年金機構のお知らせは到達月の前月に届くので、1日生まれの人には想像より一か月早く届く。封筒の日付を見て「まだ先」と判断した人だけが、初月を未納で失う
未納として記録される。学生納付特例(法90条の3)を申請すれば、受給資格期間には算入され、10年以内なら追納で年金額も回復できる。業界裏話ヒント:本当の分岐点は老齢年金ではなく障害基礎年金である。在学中に事故や病気で障害を負ったとき、特例を出していれば保険料納付要件を満たすが、未納のままだと要件を満たせず不支給になりうる。申請書一枚で、生涯の生活保障が変わる
資格自体は被扶養配偶者となった日に自動で取得する(8条五号)が、届出(法12条5項、配偶者の勤務先経由)をしないと記録に残らず、原則2年しか遡れない。業界裏話ヒント:第3号の資格は配偶者の身分に完全連動する。夫が退職、転職、あるいは65歳に達して第2号から外れた瞬間、60歳未満の妻は自動的に第1号へ落ちる。本人に個別通知が来ないことが多く、ここが記録の空白の最頻発ポイントである
厚生年金の報酬比例部分は増えるが、老齢基礎年金の額は増えない。20歳前および60歳以後の第2号被保険者期間は、年金額の計算から除かれている(法27条)。受給資格期間にはカウントされる。業界裏話ヒント:この差額は厚生年金側の経過的加算(差額加算)で一部補われる。ねんきん定期便の見かけ上の数字には表れにくいので、基礎年金の月数と厚生年金の加算は別々に確認する
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 規律している対象 | 8 条:被保険者資格が発生する日(五つの入口) | — |
| 効果の発生の仕方 | 要件該当日に法律上当然に発生、意思も申込みも不要 | — |
| 期限の有無 | 期限という概念がない(日付は動かせない) | — |
| 怠ったときに起きること | 怠るということが構造上ありえない | — |
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