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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年9月22日読了 8 分8 分8 分

災害対策基本法 第114条

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第七十六条第一項の規定による都道府県公安委員会の禁止又は制限に従わなかつた車両の運転者は、三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金に処する。

この条文の基本情報

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 災害対策基本法第114条は、日本の災害対策基本法に含まれる条文です。
  2. 災害対策基本法第114条の条文原文は「第七十六条第一項の規定による都道府県公安委員会の禁止又は制限に従わなかつた車両の運転者は、三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金に処する。」で始まります。
  3. 災害対策基本法第114条は第十一章に置かれています。
  4. 災害対策基本法の公布日は昭和36年11月15日です。
  5. 災害対策基本法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月22日時点では廃止情報はありません。
  6. 災害対策基本法第114条の前の条は災害対策基本法第113条です。
  7. 災害対策基本法第114条の次の条は災害対策基本法第115条です。
  8. 災害対策基本法第114条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式災害対策基本法(昭和三十六年法律第二百二十三号)第114条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/336AC0000000223
  • 本サイト収録災害対策基本法(昭和三十六年法律第二百二十三号)第114条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月22日)https://lawplayer.com/jp/article/336AC0000000223/114

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点災害対策基本法114条は、公安委員会が災害時に行う通行禁止・制限(76条1項)に従わない運転者に、三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金を科す。反則金制度は使えない。

Q · 地震のあと「緊急交通路」に入ってしまったら、反則金で済むの?

済まない。拘禁刑か20万円以下の罰金の刑事罰

災害対策基本法114条により、同法76条1項に基づく公安委員会の通行禁止・制限に従わなかった運転者は、三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金に処されます。これは道路交通法の違反ではないため、青切符による反則金の仕組みは使えず、刑事手続で処理されます。罰金でも確定すれば前科となります。通行できるのは、緊急通行車両として確認を受け標章を掲げた車両に限られ、運転者の急ぐ事情は原則として考慮されません。

解説

大地震の直後、幹線道路に「緊急交通路」の看板が立ち、警察官が車を止めている。家族を迎えに行きたい一心でその脇をすり抜けた瞬間、あなたは刑事罰の対象になる。災害対策基本法76条1項により、都道府県公安委員会は災害時に道路の区間や区域を指定し、緊急通行車両(救急車、消防車、自衛隊車両、救援物資を運ぶ車両など、事前に確認を受けた車)以外の通行を禁止・制限できる。本条はその違反に、三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金を科す。見落としやすいのは、これが道路交通法の違反ではないという点である。普段の速度違反のように反則金を払って終わる「青切符」の仕組み(交通反則通告制度)は使えない。違反すれば刑事手続に乗り、罰金でも前科が付く。さらに、立ち往生した一台が救急車の進路を塞げば、その先で救えたはずの命が失われる。発災時のハンドル操作は、平時の運転とは別の法律に縛られていると知っておく必要がある。

法的な位置づけ

災害対策基本法第114条は、災害時に都道府県公安委員会が同法第76条第1項により指定した区域又は道路の区間における車両の通行禁止・制限に違反した運転者を処罰する行政刑罰規定である。法定刑は三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金であり、過失処罰規定を欠くため故意犯として構成される。

よくある質問 AI による整理

Q1災害対策基本法114条とは?

災害時に都道府県公安委員会が行う車両の通行禁止・制限(同法76条1項)に従わなかった運転者を処罰する罰則規定です。法定刑は三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金です。

Q2緊急交通路 違反 罰金 いくら?

上限は二十万円の罰金で、三月以下の拘禁刑が選択されることもあります。反則金のような定額ではなく、裁判所が事案に応じて刑を決めます。

Q3緊急交通路違反で前科はつく?

罰金刑であっても刑が確定すれば前科となります。反則金を納めて刑事手続を免れる交通反則通告制度の対象ではないため、ここが平時の交通違反と大きく異なります。

Q4緊急通行車両の確認はどこで受ける?

災害対策基本法施行令33条により、都道府県知事又は都道府県公安委員会の確認を受け、標章と証明書の交付を受けます。具体的な窓口や事前届出の運用は各都道府県警察で確認してください。

Q5緊急交通路はいつ指定される?

災害が発生し又はまさに発生しようとしている場合に、災害応急対策を円滑に行うため緊急の必要があると公安委員会が認めたときです(76条1項)。大地震直後に指定されることが想定されています。

Q6通行禁止区間で運転中だったらどうする?

速やかに禁止区間の外へ車両を移動させ、困難なときは道路の左側端に寄せるなど緊急通行車両の妨げにならない措置をとる必要があります(76条の2)。警察官の指示があれば従います。

Q7緊急交通路違反は略式手続になる?

罰金相当の事案では、略式手続で罰金が科されることが考えられます。ただし略式手続に応じると争う機会が限られるため、同意する前に弁護士へ相談するのが安全です。

Q8緊急交通路違反 時効 何年?

公訴時効は3年です(刑事訴訟法250条2項7号)。違反行為が終わった時から進行します。民事上の賠償請求は民法724条・724条の2の期間が別に適用されます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1緊急交通路って、普通の通行止めとどう違うんですか?

通常の通行止めは道路交通法に基づく交通規制で、違反しても多くは反則金で処理される。緊急交通路は災害対策基本法76条1項に基づく指定で、違反すると本条により拘禁刑か罰金の刑事罰になる。実務のポイント:看板には「災害対策基本法による通行禁止」と書かれていることが多い。根拠法の一言を読めるかどうかで、その先が反則金の世界か前科の世界かが分かる

Q2医者なんですが、病院に駆けつけるのに自分の車で緊急交通路を通れますか?

医師という身分だけでは通れない。通行できるのは緊急通行車両として確認を受け、標章と証明書の交付を受けた車両である(災害対策基本法施行令33条)。実務のポイント:病院によっては、勤務医の自家用車について事前届出や規制除外車両の手続を準備している。発災後に警察署で申請するより圧倒的に早いので、勤務先の事務部門に平時のうちに確認しておく価値がある(最新の運用は各都道府県警察で確認を)

Q3知らずに入っちゃった場合も罰金になるんですか?

本条は過失処罰の規定を置いておらず、故意犯である。通行禁止を認識していなかったと認められれば成立しない余地がある。ただし標示が設置され警察官が誘導している状況では、認識がなかったという主張は通りにくい。実務のポイント:争点になるのは標示の見え方である。夜間・停電・積雪などで標示が確認できなかったなら、ドライブレコーダーの映像がそれを示す最有力の証拠になる。違反を指摘されたら、映像は上書きされる前にすぐ保存する

間違えやすい点 AI による整理

  • 「交通違反なら反則金で済む」と考えがちだが、本条は道路交通法ではなく災害対策基本法の罰則であり、交通反則通告制度の対象外である。罰金刑が確定すれば前科となり、職業上の資格や海外渡航の手続に影響しうる
  • 罰則の重さは知っていても、違反の本当の深刻度を知らない人が多い。通行禁止区間に入った車が立ち往生や渋滞を起こすと、警察官は車両の移動を命じることができ(76条の3)、従わなければ強制的に移動される。自分の一台が救急搬送の遅れを招いた場合、民事上の責任を問われる余地も生じる
  • 「緊急の用事だから通してもらえるはずだ」という発想は、問いの立て方が誤っている。法律が見ているのは運転者の事情ではなく車両の属性である。緊急通行車両として確認を受け標章を掲げているか否かで通行の可否が決まり、運転者の動機は原則として考慮されない
比較の観点この条文ほかの条文
規定の性質114条:76条1項の禁止・制限違反に対する罰則76条1項:公安委員会による通行禁止・制限の権限
76条の3:警察官による車両移動等の措置命令
名宛人禁止・制限に従わなかった車両の運転者緊急通行車両以外の車両(一般車両)
通行の妨害となっている車両の運転者等
違反・不服従時の効果三月以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金違反すると本条(114条)の処罰対象
命令に従わない場合等、警察官が自ら車両を移動させる措置をとりうる

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
災害防救法第31条

台湾も災害応変措置として交通管制を定めるが、違反の制裁は行政罰(罰鍰)を中心に組み立てられており、刑事罰とする日本と構造が異なる点に注意(具体的条番号・金額は要確認)

韓国
재난 및 안전관리 기본법

韓国も災害時の応急措置として通行制限を規定する。違反の制裁の内容は個別規定の確認が必要

アメリカ
State Emergency Management Acts

米国では災害時の道路封鎖は主に州の緊急事態権限に基づき、州ごとに罰則の重さが異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 震度6強の揺れのあと、保育園の子どもを迎えに行こうと国道に出た。交差点の先に「緊急交通路 一般車両通行禁止」の表示。迂回路は大渋滞で、保育園から「お迎えをお願いします」とメールが来る。もし禁止区間に入ってしまったら、どうなる? 親としての焦りは理解されても、構成要件(犯罪が成立する条件)上の違反であることに変わりはない
  • 運送会社のドライバーとして救援物資を積んでいる。だが会社は緊急通行車両の事前届出をしておらず、標章(フロントガラスに掲げる証明)がない。積荷が水と食料でも、標章も確認証明書もなければ一般車両として扱われ、通行禁止区間に入れば本条の対象になりうる
  • 友人から LINE が来た。「昨日、緊急交通路を走って警察に止められた。反則金っていくら?」。反則金の仕組みはない。刑事事件として扱われる可能性を伝え、取調べ前に弁護士へ相談するよう勧めるべき場面である
  • 台風で川が氾濫寸前。避難勧告が出たが、指定された道路は通行止め。あと30分で水位が堤防を越えるかもしれない。避難のための通行であっても、警察官の指示に従って別ルートを取るのが原則であり、独断で突破すれば違反を問われる余地が残る

取るべき行動

被害を受けた側:1. 緊急交通路で一般車両が救急・消防の進路を塞いでいるのを目撃したら、ナンバーと位置、時刻を記録し、現場の警察官に伝える2. 搬送の遅れで家族が被害を受けた疑いがある場合、救急隊の活動記録や到着時刻の情報開示を検討する3. 遅延と損害の因果関係の立証は難しいため、記録が残っているうちに弁護士へ相談し、民法709条による請求の見込みを確認する

訴えられた側:1. 停止を命じられたら直ちに従い、警察官の指示どおりに移動する2. 取調べでは、通行禁止の標示に気付けた状況だったか(標示の位置、夜間・停電の有無、進入経路)を正確に説明する3. 本条は故意犯であり、禁止を認識していたかどうかが争点になりうる。ただしその評価は事案ごとで、実務上も判断は分かれうる4. 罰金であっても前科になるため、略式手続に応じる前に弁護士に相談する

時効(請求できる期限):公訴時効は3年(刑事訴訟法250条2項7号、長期5年未満の拘禁刑又は罰金に当たる罪)。起算点は違反行為が終わった時。搬送遅延などで民事賠償を請求する場合は、損害と加害者を知った時から3年、人の生命・身体の侵害は5年(民法724条、724条の2)

学説

刑法総則の適用(通説):行政刑罰である本条にも刑法8条により刑法総則が適用される。過失犯処罰の特別規定がないため、刑法38条1項により故意がなければ処罰されず、通行禁止の認識の有無が争点となりうる。

改正沿革 AI による整理

  • 令和4年(2022年)公布、令和7年(2025年6月1日)施行 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理により、法定刑の「懲役」が「拘禁刑」に改められた。その他の改正経緯(平成7年の阪神・淡路大震災後の交通規制見直しに伴う変更の有無など)は人的検証が必要

改正の年表

  1. 1.令和4年(2022年)公布・令和7年(2025年)施行 改正:刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理により、法定刑の「懲役」が「拘禁刑」に改められた。

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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