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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年4月5日読了 6 分6 分6 分

放送法 第105条の2(特定地上基幹放送事業者の特例)

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  1. 第九十三条第一項の規定にかかわらず、特定地上基幹放送事業者は、同項の認定を受けないで、次に掲げる方法により、地上基幹放送の業務を行うことができる。
  2. 一特定地上基幹放送局を用いる方法
  3. 二前号の方法により地上基幹放送の業務を行う放送対象地域と同一の放送対象地域において、基幹放送局提供事業者と第百十七条第一項に規定する放送局設備供給契約を締結し、当該基幹放送局提供事業者の中継地上基幹放送局を用いる方法
  4. 2.特定地上基幹放送事業者は、前項第二号の方法により地上基幹放送の業務を行おうとするときは、総務省令で定めるところにより、当該業務に用いる電気通信設備(基幹放送局提供事業者の基幹放送局設備を除く。第四項において同じ。)及びその運用のための業務管理体制(特定地上基幹放送事業者が当該電気通信設備の一部を構成する設備の運用を他人に委託しようとする場合にあつては、委託先における業務管理体制を含む。第四項及び第百八十七条第二号において「電気通信設備等」という。)が第百十一条第一項の総務省令で定める基準に適合することについて、総務大臣の確認を受けなければならない。
  5. 3.総務大臣は、前項の確認をしたときは、当該確認を受けた特定地上基幹放送事業者の特定地上基幹放送局に係る免許記録に、次に掲げる事項を記録し、遅滞なく、その旨を当該特定地上基幹放送事業者に通知するものとする。
  6. 一確認の年月日及び確認の番号
  7. 二確認に係る地上基幹放送の業務に用いられる基幹放送局設備を提供する基幹放送局提供事業者の氏名又は名称
  8. 三確認に係る地上基幹放送の業務を行う放送対象地域
  9. 4.第二項の確認を受けた特定地上基幹放送事業者は、当該確認に係る地上基幹放送の業務に用いる電気通信設備等を変更しようとするとき(当該業務に用いる電気通信設備の変更又は当該電気通信設備の一部を構成する設備の運用の委託先の変更を伴う場合に限る。)は、変更後の電気通信設備等が第百十一条第一項の総務省令で定める基準に適合することについて、総務大臣の確認を受けなければならない。ただし、総務省令で定める軽微な変更については、この限りでない。
  10. 5.第二項の確認を受けた特定地上基幹放送事業者は、前項ただし書の総務省令で定める軽微な変更をしたときは、遅滞なく、その旨を総務大臣に届け出なければならない。ただし、総務省令で定める特に軽微な変更については、この限りでない。

この条文の基本情報

特定地上基幹放送事業者の特例とは何ですか?

定義特定地上基幹放送事業者の特例とは、放送法第105条の2に定められた規定で、「第九十三条第一項の規定にかかわらず、特定地上基幹放送事業者は、同項の認定を受けないで、次に掲げる方法により、地上基幹放送の業務を行うことができる。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 放送法第105条の2(特定地上基幹放送事業者の特例)は、日本の放送法に含まれる条文です。
  2. 放送法第105条の2の条文原文は「第九十三条第一項の規定にかかわらず、特定地上基幹放送事業者は、同項の認定を受けないで、次に掲げる方法により、地上基幹放送の業務を行うことができる。」で始まります。
  3. 放送法第105条の2は第一款 認定等に置かれています。
  4. 放送法の公布日は昭和25年5月2日です。
  5. 放送法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 放送法第105条の2の前の条は放送法第105条です。
  7. 放送法第105条の2の次の条は放送法第106条です。
  8. 放送法第105条の2には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)第105条の2
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000132
  • 本サイト収録放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)第105条の2(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000132/105_2

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点放送法105条の2は、特定地上基幹放送事業者が第93条の認定なしに他社の中継局を用いて放送できると定める。ただし自社設備と運用体制について総務大臣の確認が必要。

Q · 地方のテレビ局が他社の中継局を借りて放送するには、何の手続きが必要?

認定は不要だが、総務大臣の確認は必要

放送法105条の2により、免許を持つ特定地上基幹放送事業者は、第93条の認定を受けずに、同一の放送対象地域で基幹放送局提供事業者と放送局設備供給契約を結び、その中継局を用いて放送できます。ただし、提供事業者の設備を除く自社側の電気通信設備と、委託先を含む業務管理体制が第111条の総務省令の基準に適合することについて、総務大臣の確認を受ける必要があります。変更時は原則再確認、軽微な変更は届出です。

解説

山あいの集落でテレビが映るのは、山頂の小さな中継局が電波を受け継いでいるからだ。その維持費が、人口減少に苦しむ地方局の経営をじわじわと圧迫してきた。本条は、その負担を軽くするための正規の近道である。対象は「特定地上基幹放送事業者」(放送局の免許を自分で持ち、設備と番組を一体で運営する従来型のテレビ・ラジオ局)だ。こうした局は、第93条の「認定」(他人の設備で放送するために国から受けるお墨付き)を受けなくても、二つの方法で放送を続けられる。自社の局を使う方法と、同じ放送対象地域で基幹放送局提供事業者(中継局などの設備を貸す側の事業者)と放送局設備供給契約を結び、その中継局を使う方法だ。ただし後者には条件がある。自社に残る電気通信設備と運用体制が、第111条の総務省令で定める基準に適合していることについて、総務大臣の「確認」を受けなければならない。運用を外部に委託するなら、委託先の体制も確認の対象になる。設備や委託先を変えるときは改めて確認を受け、軽微な変更でも原則として届出が要る。地元局の電波が明日も届くかどうかは、この確認の仕組みにかかっている。

法的な位置づけ

放送法105条の2は、特定地上基幹放送事業者が第93条第1項の認定を受けることなく、自社の特定地上基幹放送局を用いる方法、または同一放送対象地域において基幹放送局提供事業者と放送局設備供給契約を締結しその中継地上基幹放送局を用いる方法により地上基幹放送の業務を行えることを定める特例規定である。後者には総務大臣の確認を要する。

よくある質問 AI による整理

Q1特定地上基幹放送事業者とは何ですか?

自ら特定地上基幹放送局の免許を受け、設備と番組を一体で運営する従来型のテレビ・ラジオ局のことです。放送法上、ハードとソフトを一つの事業者が担う形態です。

Q2基幹放送局提供事業者とは?

中継局などの基幹放送局設備を保有し、放送局設備供給契約に基づいて他の放送事業者に設備を提供する事業者です。放送法117条が契約の根拠となります。

Q3中継局の共同利用はできる?

できます。放送法105条の2により、同一放送対象地域で提供事業者と放送局設備供給契約を結べば、免許局のまま他社の中継局を用いて放送できます。

Q4放送法 第93条の認定 とは

他人の基幹放送局設備を使って基幹放送の業務を行う者が総務大臣から受ける認定です。105条の2は特定地上基幹放送事業者についてこれを不要としています。

Q5総務大臣の確認 申請先はどこ?

手続の詳細は総務省令で定められています。実務上は管轄の総合通信局に事前相談したうえで、総務省令に従い申請書類を準備するのが一般的です。

Q6確認の内容はどこに記録される?

総務大臣は、確認の年月日・番号、設備を提供する提供事業者の名称、放送対象地域を、その放送事業者の特定地上基幹放送局の免許記録に記録し通知します。

Q7確認を受けずに設備を変更したら違法?

確認が必要な変更を確認なしで行うと、放送法187条の罰則に関わるおそれがあります。具体的な法定刑は最新の条文で確認し、速やかに総合通信局へ相談すべきです。

Q8軽微な変更 届出 いつまで?

総務省令で定める軽微な変更をしたときは「遅滞なく」届け出る必要があります。具体的な日数は条文になく、特に軽微な変更は届出自体が不要です。

この条文についての質問 AI による整理

Q1中継局を借りるだけなのに、なんで総務大臣の確認がいるんですか?

第111条第1項の総務省令で定める基準に照らして、放送が止まらない体制かどうかを確かめるためだ。本来なら第93条の認定の中で行う設備審査を、本条第2項の確認で代わりに行っている。確認の対象は提供事業者の基幹放送局設備を除いた、自社側の電気通信設備と業務管理体制である。実務のポイント:審査で問われやすいのは設備のスペックより運用体制、特に障害時の連絡経路と委託先の体制である。申請書類の準備では、設備の一覧表より先に体制図を固めておく

Q2保守会社を変えるだけでも、確認を取り直さないとダメですか?

設備の一部の運用を委託している先を変えるなら、原則として本条第4項の確認が必要になる。ただし、総務省令で定める軽微な変更なら届出(第5項)で済み、特に軽微な変更なら届出も不要である。実務のポイント:この区分は社内で判断する前に、総合通信局へ事前相談するのが実務の定石とされる。事前相談の記録が残っていれば、後で区分の判断が争いになったときの防御材料にもなる

間違えやすい点 AI による整理

  • 「設備を借りるなら、安定運用の責任も貸主に移る」と考えがちだが、確認の対象は借りる側の電気通信設備と業務管理体制であり、外部委託先の体制まで含まれる。中継局は提供事業者の管理下にあっても、送出から中継局に至るまでの自社側の弱点は自社の責任として審査される
  • 第93条の認定が不要になることは知っていても、その影響の大きさまでは見落とされやすい。認定制度をまるごと迂回できるので、いわゆるハード・ソフト分離型への移行手続きを踏まなくても、免許を持つ局のまま中継局を共有できる。経営判断としては、局の法的な形を変えずにコスト構造だけを変えられるということだ
  • 「届出だけで済む軽微な変更か、確認が必要な変更か」と迷う前に、そもそもの前提を確かめたい。区分の基準は社内の感覚ではなく総務省令が決める。さらに省令で定める「特に軽微な変更」は届出すら不要になる。三段階の仕分けを省令で確かめないまま運用を変えることが、一番のリスクである
比較の観点この条文ほかの条文
規律の対象放送法105条の2:免許局が他社中継局を用いる特例放送法93条:他人の設備で基幹放送を行う業務の認定
放送法117条:放送局設備供給契約
必要な行政手続総務大臣の確認(自社側設備+業務管理体制)総務大臣の認定
契約の締結(契約関係の規律)
審査基準第111条第1項の総務省令で定める基準への適合認定要件全般(設備・経理的基礎等)
提供事業者側の設備供給義務の規律
変更時の扱い原則再確認、軽微は届出、特に軽微は不要変更認定・届出等の別規定
契約内容の変更

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
廣播電視法・電信管理法

台湾では放送事業の許可と電信設備の設置・共用が別法で規律される。中継設備共用の特例構造は日本と同一ではなく、詳細は要確認

韓国
방송법・전파법

韓国も放送事業の許可と無線局の免許を分けて規律する。中継局共用の具体的手続は要確認

ドイツ
Medienstaatsvertrag・TKG

ドイツでは放送内容は州のメディア機関、伝送インフラは通信法の規律に分かれ、送信網は専門事業者が担う構造が一般的

アメリカ
47 CFR Part 73

米国では FCC が放送局免許を所管し、チャンネル共有等の規律がある。日本の確認制度との対応関係は要確認

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 地方の民放ラジオ局で技術部長を務めるあなたに、社長から指示が来た。「来年度から山間部の中継局は提供事業者のものを借りる。設備の更新費はゼロにしろ」。契約書を結ぶだけでは足りない。自社側の送出設備と運用体制について、総務大臣の確認を先に取っておく必要がある
  • 中継局を借りて放送を始めた後、マスター設備の保守を別のベンダーに切り替えることになった。もし確認を取り直さずに委託先を変えたら、どうなる? 委託先の変更は、原則として事前に確認を受けるべき「変更」にあたる。軽微な変更として扱えるかどうかは総務省令の線引きで決まるため、自社で勝手に判断するのは危うい
  • 冬の嵐の後、町のテレビが三日間映らなかった。町議会で「誰の責任か」が問題になる。中継局を所有する提供事業者か、そこから放送する地元局か。本条の確認制度は、責任の所在を免許記録に残すための仕組みでもある

取るべき行動

被害を受けた側:中継局の停波などで放送が届かず不利益を受けた住民や自治体の場合、まず停波の日時と範囲を記録する。そのうえで、放送している局と中継局を提供する事業者のどちらの設備で障害が起きたのかを、それぞれに書面で問い合わせる。本条の確認内容は免許記録に記載されるので、どの事業者の設備が使われているかを総務省(総合通信局)に照会する手がかりになる。継続的な問題であれば、総合通信局に相談すると行政としての対応を促しやすい

訴えられた側:確認を受けずに設備や委託先を変えてしまったと気付いたら、まず変更内容を時系列で整理する。そのうえで、変更が省令上どの区分にあたるか(確認、届出、届出不要)を特定し、速やかに総合通信局へ相談して事後の手続きを取る。黙って運用を続けると、第187条の罰則に関わるおそれがある(具体的な法定刑は最新の条文をご確認ください)。再発防止策として、変更管理の手順に省令チェックを組み込む

時効(請求できる期限):特定の時効はない。確認が必要な変更は、変更する前に確認を受ける必要がある。軽微な変更の届出は「遅滞なく」行う必要があり、目安となる日数は条文に定められていないため、実務では速やかな届出が求められる。民事上の請求には一般消滅時効(民法166条:権利を行使できることを知った時から5年、権利を行使できる時から10年)が適用される

改正沿革 AI による整理

  • 令和期の放送法改正(年次・法律番号要確認) 地方局の経営基盤強化のため、中継局の共同利用を可能にする趣旨で設けられたとみられる。新設の年次や施行日、その後の改正の有無は人による確認が必要

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放送法の全文を見る所属する編章節を開く:第一款 認定等

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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