受講中の講座ブックマーク無料で登録

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年7月4日読了 6 分6 分6 分

道路運送車両法 第94条(優良自動車整備事業者の認定)

クイックジャンプ
  1. 地方運輸局長は、自動車の整備の向上を図るため、申請により、自動車又はその部分の整備又は改造を業とする者について、国土交通省令で定める基準に適合する設備、技術及び管理組織を有する事業場ごとに、優良自動車整備事業者の認定を行う。
  2. 2.優良自動車整備事業者の認定を受けた者は、事業場において、公衆の見易いように、国土交通省令で定める様式の標識を掲げなければならない。
  3. 3.優良自動車整備事業者の認定を受けた者以外の者は、前項の標識又はこれに類似する標識を掲げてはならない。
  4. 4.地方運輸局長は、第一項の認定を受けた者が同項の国土交通省令で定める基準に適合する設備、技術及び管理組織を有しなくなつたと認めるときは、認定を取り消すことができる。
  5. 5.第一項の認定の種類その他認定の実施細目は、国土交通省令で定める。

この条文の基本情報

優良自動車整備事業者の認定とは何ですか?

定義優良自動車整備事業者の認定とは、道路運送車両法第94条に定められた規定で、「地方運輸局長は、自動車の整備の向上を図るため、申請により、自動車又はその部分の整備又は改造を業とする者について、国土交通省令で定める基準に適合する設備、技術及び…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 道路運送車両法第94条(優良自動車整備事業者の認定)は、日本の道路運送車両法に含まれる条文です。
  2. 道路運送車両法第94条の条文原文は「地方運輸局長は、自動車の整備の向上を図るため、申請により、自動車又はその部分の整備又は改造を業とする者について、国土交通省令で定める基準に適合する設備、技術及び…」で始まります。
  3. 道路運送車両法第94条は第六章に置かれています。
  4. 道路運送車両法の公布日は昭和26年6月1日です。
  5. 道路運送車両法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
  6. 道路運送車両法第94条の前の条は道路運送車両法第93条です。
  7. 道路運送車両法第94条の次の条は道路運送車両法第94条の2です。
  8. 道路運送車両法第94条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第94条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185
  • 本サイト収録道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第94条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/326AC0000000185/94

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点道路運送車両法94条は、地方運輸局長が設備・技術・管理組織の基準を満たす整備事業場ごとに優良自動車整備事業者を認定し、認定外の者による同一・類似標識の掲示を禁じる規定である。

Q · 「優良工場」って業界団体が名乗っているだけの宣伝文句なの?

いいえ。地方運輸局長が拠点ごとに出す行政上の認定です

道路運送車両法94条1項により、優良自動車整備事業者の認定は、地方運輸局長が申請に基づき、国土交通省令の基準に適合する設備・技術・管理組織を有する事業場ごとに行います。会社単位ではないため、同じチェーンでも拠点によって認定の有無が異なります。認定を受けていない者が同じ標識や類似の標識を掲げることは同条3項で禁じられ、基準を割り込めば4項により認定が取り消されることがあります。

解説

街の整備工場の看板には三つの格がある。国の「認証」を受けた工場、その中から設備・技術・管理組織で選ばれた「優良自動車整備事業者」、さらにその優良認定を土台に車検の検査まで任される「指定工場(民間車検場)」。道路運送車両法94条は真ん中の段、つまり「優良」の看板を誰が掲げてよいかを決める条文である。認定は地方運輸局長が事業場(工場の拠点)ごとに行う。会社単位ではない。同じチェーンの A 店が優良でも、B 店も優良とは限らない。さらに第3項は、認定を受けていない者が同じ標識や紛らわしい標識を掲げることを禁じ、第4項は基準を満たさなくなれば認定を取り消せると定める。一度取れば一生安泰の称号ではなく、剥がされる看板なのである。車を預ける前に、看板がどの段のもので、どの拠点に出ているかを見るだけで、あなたはその工場の実力の裏付けをかなり読み取れる。

法的な位置づけ

道路運送車両法94条は優良自動車整備事業者の認定制度を定める規定であり、地方運輸局長が申請に基づき、国土交通省令で定める基準に適合する設備・技術・管理組織を有する事業場ごとに認定を行う旨を規定する。あわせて認定者の標識掲示義務、非認定者による同一・類似標識の掲示禁止、基準不適合時の認定取消を定める。

手順・フロー

AI による整理。効力は条文原文が基準です

手順

  1. 1.前提となる認証の有無を確認する 優良認定は整備を業とする者が対象で、実務上は特定整備の認証(道路運送車両法78条)を受けた事業場が申請の出発点となる。まず自社のどの事業場を申請対象にするかを拠点単位で決める
  2. 2.省令の認定基準と自社の現状を突き合わせる 国土交通省令で定める設備・技術・管理組織の基準と、対象事業場の作業場面積、機器、整備士の人員・資格、管理体制を一項目ずつ照合し、不足があれば申請前に是正する
  3. 3.地方運輸局長あてに認定を申請する 管轄の運輸支局等を窓口として認定申請を行う。申請様式や添付書類は省令および窓口の案内で最新版を確認する
  4. 4.認定後に所定の標識を掲示する 認定を受けたら、事業場の公衆の見やすい場所に国土交通省令で定める様式の標識を掲げる(94条2項)。Webや名刺で表示する場合も、認定を受けた拠点との対応が誤解されない表示にする
  5. 5.基準の維持を定期点検する 整備士の退職や設備更新で基準を割り込むと認定取消の対象になりうる(94条4項)。人員・設備の変動を定期的に点検し、欠員が出たら補充計画を書面化して記録を残す

よくある質問 AI による整理

Q1優良自動車整備事業者とは?

国土交通省令の基準に適合する設備・技術・管理組織を持つとして、地方運輸局長から事業場ごとに認定を受けた整備事業者です。根拠は道路運送車両法94条です。

Q2優良工場の認定は誰が出す?

地方運輸局長です(道路運送車両法94条1項)。業界団体の自主的な称号ではなく、申請に基づいて行われる行政上の認定です。

Q3優良工場の標識を勝手に掲げたら違法?

違法です。94条3項は、認定を受けていない者が認定標識や類似の標識を掲げることを禁じています。看板だけでなくWebや名刺のロゴも問題になりえます。

Q4優良工場の認定は取り消される?

取り消されることがあります。基準に適合する設備・技術・管理組織を有しなくなったと認めるとき、地方運輸局長は認定を取り消すことができます(94条4項)。

Q5優良工場の認定は会社単位?店舗単位?

事業場(拠点)単位です。94条1項が「事業場ごとに」と定めているため、同じ会社やチェーンでも拠点によって認定の有無が分かれます。

Q6優良工場かどうかどうやって確認する?

認定を受けた事業場には、公衆の見やすい場所に国土交通省令で定める様式の標識の掲示が義務付けられています(94条2項)。標識と拠点名を現地で確かめるのが第一歩です。

Q7優良工場の認定基準はどこに書いてある?

法律本文ではなく国土交通省令に委ねられています(94条1項・5項)。認定の種類や実施細目も省令で定められるため、最新の省令を確認する必要があります。

Q8優良工場の認定は義務?

義務ではありません。認定は「申請により」行われる任意の制度です。ただし車検の検査まで行う指定工場になるには、優良認定を受けていることが前提になります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1認証工場と優良工場と指定工場って、結局なにが違うんですか?

認証(道路運送車両法78条)は特定整備を業として行うための許可にあたる基本資格。優良認定(94条)は、その上で設備・技術・管理組織が一段高い基準を満たす事業場への認定。指定(94条の2)は優良認定を受けた者の中から、車検の検査まで行える工場を指定するもの。実務のポイント:指定工場なら車検場に車を持ち込む必要がなく、その分だけ日数も代行手数料も違ってくる。見積もりの安さより先に、どの段の工場かで総額の中身が変わる

Q2優良工場で直してもらったのに不具合が出ました。国に責任を取ってもらえますか?

原則としてそれは難しい。優良認定(94条)は事業場の設備や体制が基準を満たしていることの認定で、個々の作業の品質を国が保証する制度ではない。修理の欠陥は工場との請負契約の問題として、修補や損害賠償を請求するのが筋になる(民法559条・562条・637条)。実務のポイント:それでも運輸局への情報提供は無駄にならない。苦情が重なった事業場は監査の優先対象になりやすく、工場側もそれを分かっているので、情報提供を伝えるだけで交渉の空気が変わることがある

間違えやすい点 AI による整理

  • 「優良」は業界団体が勝手に付けている宣伝文句だと思われがちだが、実際は地方運輸局長が設備・技術・管理組織の基準に照らして行う行政上の認定である。認定を受けていない者が同じ標識を掲げること自体が法律で禁じられている
  • 認定は会社に与えられるものではなく、事業場ごとに与えられる。大手チェーンの看板や社名だけを見て安心するのは、見るべき単位を取り違えている。問うべきは「この会社は優良か」ではなく「今ここで作業する拠点は優良か」である
  • 整備業者の側から見れば、認定は取得した時点で完了した実績かもしれない。だが法律から見れば、基準を満たし続けていることが条件の現在進行形の状態である。人員や設備が欠ければ第4項で取り消されうるし、取消は指定工場としての地位にも波及しうる。この見え方の落差が、経営を一気に揺るがす
比較の観点この条文ほかの条文
制度の位置づけ94条:優良自動車整備事業者の認定(信用の二段目)78条:自動車特定整備事業の認証(業を行うための基本資格)
94条の2:指定自動車整備事業の指定(車検の検査まで行える三段目)
義務か任意か申請に基づく任意の認定特定整備を業として行うには認証が必要
申請に基づく指定
前提要件省令基準に適合する設備・技術・管理組織を事業場ごとに有すること省令基準に適合する設備・従業員等
優良自動車整備事業者の認定を受けていること
利用者から見た意味拠点の設備・体制が一段高い基準を満たす目印特定整備を業として行える最低ライン
車検場に持ち込まずに検査まで完結できる工場

他国ではどう定めているか 2 か国

韓国
자동차관리법

韓国も自動車整備業を登録制とし、一定の要件を満たす事業者を指定して検査業務を担わせる仕組みを持つ。日本の認証・優良・指定の三段構造との対応関係は個別に要確認

ドイツ
StVZO Anlage VIIIc

ドイツでは一定の要件を満たす整備工場が認定を受け、安全点検等の一部を担う。車検本体は TÜV 等の検査機関が行う点で日本の指定工場制度とは役割分担が異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • ディーラー系列の工場で「当社は優良工場です」と言われて板金修理を頼んだのに、実際に作業したのは認定を受けていない別の拠点だった。認定は事業場ごとなので、この説明は正確とは言えない。どの拠点の標識なのか、その場で聞き返す価値がある
  • あなたが小さな整備工場を経営していて、ホームページに優良マークに似せたロゴを載せたとしたら? 第3項は「類似する標識」も禁止している。デザイナーに任せたからでは言い訳にならず、行政処分や罰則の対象になりうる(最新の改正状況をご確認ください)
  • 運輸局の監査で、ベテラン整備士の退職によって基準の人員要件を割り込んでいることが見つかった。認定取消の通知が届くまでに、補充採用の計画を書面で示せるかどうかが分かれ目になる

取るべき行動

被害を受けた側:1. 「優良」と説明された工場の標識を写真に撮り、実際に作業した拠点名を明細書で確認する2. 認定外の拠点が作業していた、または類似標識だった疑いがあれば、管轄の地方運輸局(運輸支局)に情報提供する3. 修理の欠陥そのものは民事の問題になる。請負契約の契約不適合として修補や損害賠償を求め、不適合を知った時から1年以内に通知する(民法637条) 4. 不当表示で契約させられたと言える場合は、消費生活センターにも相談する

訴えられた側:1. 運輸局から基準不適合を指摘されたら、欠けている要件(設備・人員・管理組織)を特定し、是正計画を書面にまとめる2. 認定取消は不利益処分にあたり、行政手続法上、原則として聴聞などの意見陳述の機会がある。そこで是正の実績を示す3. 取消処分に不服があれば審査請求または取消訴訟を検討する4. 類似標識を使っていた場合は、看板・Web・名刺から直ちに撤去し、撤去の記録を残す

時効(請求できる期限):本条自体に特定の時効はない。修理の欠陥を理由とする民事請求は、不適合を知った時から1年以内の通知(民法637条)と一般消滅時効(民法166条、知った時から5年、権利を行使できる時から10年)による。認定取消処分を争う場合は、処分を知った日の翌日から審査請求3か月(行政不服審査法18条)、取消訴訟6か月(行政事件訴訟法14条)

ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。

道路運送車両法の全文を見る所属する編章節を開く:第六章

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

次に調べる

判例を探す:条文単位の判例の紐づけは準備中です。上のカードから法令名で検索できます。裁判所「裁判例検索」で探す ›