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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 7 分7 分7 分

国民年金法 第18条の4(失踪宣告の場合の取扱い)

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失踪の宣告を受けたことにより死亡したとみなされた者に係る死亡を支給事由とする給付の支給に関する規定の適用については、第三十七条、第三十七条の二、第四十九条第一項、第五十二条の二第一項及び第五十二条の三第一項中「死亡日」とあるのは「行方不明となつた日」とし、「死亡の当時」とあるのは「行方不明となつた当時」とする。ただし、受給権者又は給付の支給の要件となり、若しくはその額の加算の対象となる者の身分関係、年齢及び障害の状態に係るこれらの規定の適用については、この限りでない。

この条文の基本情報

失踪宣告の場合の取扱いとは何ですか?

定義失踪宣告の場合の取扱いとは、国民年金法第18条の4に定められた規定で、「失踪の宣告を受けたことにより死亡したとみなされた者に係る死亡を支給事由とする給付の支給に関する規定の適用については、第三十七条、第三十七条の二、第四十九条第一項…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 国民年金法第18条の4(失踪宣告の場合の取扱い)は、日本の国民年金法に含まれる条文です。
  2. 国民年金法第18条の4の条文原文は「失踪の宣告を受けたことにより死亡したとみなされた者に係る死亡を支給事由とする給付の支給に関する規定の適用については、第三十七条、第三十七条の二、第四十九条第一項…」で始まります。
  3. 国民年金法第18条の4は第一節 通則に置かれています。
  4. 国民年金法の公布日は昭和34年4月16日です。
  5. 国民年金法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 国民年金法第18条の4の前の条は国民年金法第18条の3です。
  7. 国民年金法第18条の4の次の条は国民年金法第19条です。
  8. 国民年金法第18条の4には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式国民年金法(昭和三十四年法律第百四十一号)第18条の4
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/334AC0000000141
  • 本サイト収録国民年金法(昭和三十四年法律第百四十一号)第18条の4(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/334AC0000000141/18_4

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点国民年金法18条の4は、失踪宣告による死亡とみなされた場合、遺族基礎年金等の要件判定で「死亡日」を「行方不明となつた日」に読み替える規定。ただし年齢・身分関係・障害は読み替えない。

Q · 7年間音信不通の夫について失踪宣告を取ったら、遺族基礎年金は出るんですか?

未納7年でも出る余地あり。ただし子の年齢は別基準

国民年金法18条の4により、遺族基礎年金・寡婦年金・死亡一時金の保険料納付要件と生計維持の判定は、みなし死亡日ではなく「行方不明となつた日」を基準に行われます。行方不明後の未納期間は要件計算から外れます。ただし同条ただし書により、子の年齢(18歳到達年度末)や身分関係、障害の状態は読み替えの対象外で、7年後のみなし死亡日を基準に判定されます。

解説

夫が行方不明になって7年、家庭裁判所でようやく失踪宣告を取った。ここからあなたの年金手続が始まるが、判定の基準日は「死亡したとみなされた日」ではない。国民年金法18条の4は、遺族基礎年金・寡婦年金・死亡一時金の判定について、条文中の「死亡日」を「行方不明となつた日」に、「死亡の当時」を「行方不明となつた当時」に読み替えると定める。7年間音信不通の人が保険料を納めているはずも、家族の生計を維持しているはずもないからだ。だがこの条文には牙もある。ただし書は、身分関係・年齢・障害の状態だけは読み替えないと言い切る。子の「18歳到達年度末まで」の判定は、行方不明の日ではなく7年後のみなし死亡日で行われる。行方不明当時12歳だった子は、19歳になっていて受給権を持たない。同じ一条が、片手であなたを救い、片手で子どもの権利を消す。

法的な位置づけ

国民年金法18条の4は、失踪の宣告によって死亡したとみなされた者に係る死亡給付の要件判定について、基準時を修正する読替規定である。保険料納付要件および生計維持関係は行方不明となつた日を基準として判定され、他方で受給権者等の身分関係、年齢および障害の状態は、同条ただし書により読み替えられず、みなし死亡日を基準として判定される。

よくある質問 AI による整理

Q1国民年金法18条の4とは?

失踪宣告で死亡とみなされた者の死亡給付について、37条・37条の2・49条1項・52条の2第1項・52条の3第1項の「死亡日」を「行方不明となつた日」に読み替える規定です。

Q2失踪宣告の年金請求はいつからできる?

家庭裁判所の失踪宣告の審判が確定し、戸籍に記載された後に請求します。申立て自体は普通失踪が生死不明7年経過後、特別失踪が危難の去った後1年経過後から可能です(民法30条)。

Q3失踪宣告の年金請求に必要な書類は?

失踪宣告の審判書謄本と確定証明書、死亡の記載がされた戸籍、請求者と死亡とみなされた者の関係を示す書類、生計維持を示す資料などです。窓口で事前に一覧を確認してください。

Q4行方不明の期間の未納は納付要件に影響する?

影響しません。18条の4により納付要件は「行方不明となつた日」の前日で判定されるため、行方不明後の未納期間は要件計算の対象外です。ここが本条の最大の実益です。

Q5失踪宣告が取り消されたら年金は返還する?

原則として返還の対象になります。取消しの審判書と実際の受給期間を突き合わせ、返還範囲を特定してください。一括が困難なら早期に分割納付を申し出るのが実務的です。

Q6寡婦年金や死亡一時金も読み替えの対象?

対象です。18条の4は49条1項(寡婦年金)、52条の2第1項および52条の3第1項(死亡一時金)を明示的に列挙しています。遺族基礎年金が出ない場合も必ず確認してください。

Q7死亡一時金の時効は何年?

死亡一時金は2年、遺族基礎年金・寡婦年金は5年で時効消滅します(国民年金法102条1項)。失踪宣告の事案では起算点の取扱いを窓口に根拠とともに確認してください。

Q8行方不明者届は年金の手続きで役に立つ?

役に立ちます。届出の受理年月日や住民票の除票の記載が、審判および年金判定における「行方不明となつた日」の立証材料になります。早い段階で写しを確保してください。

この条文についての質問 AI による整理

Q17年間まったく保険料を払ってないんですが、それでも遺族年金って出るんですか?

出る余地があります。18条の4により、37条の保険料納付要件は「死亡日」ではなく「行方不明となつた日」の前日で判定されるため、行方不明後の未納期間は要件計算から外れます。実務のポイント:この読み替えは窓口説明で省かれがちで、「未納が多いので難しい」とだけ言われて帰る人がいる。18条の4の読み替えを前提に判定してほしいと条番号を出して依頼すると、担当者が上席に確認したうえで回答が変わることがある

Q2失踪宣告と、災害のときの死亡認定って何が違うんですか?

別制度です。官公署の死亡報告に基づき戸籍に死亡が記載される取扱い(戸籍法89条)は7年の待機を要さず、失踪宣告ではないため18条の4の読み替えも介在せず、報告された死亡の日がそのまま基準日になります。実務のポイント:災害や海難では、まずこのルートが使えるかを先に確認する。失踪宣告の道に入ると支給開始が数年単位で遅れ、その間の生活費を別に手当てする必要が生じる

Q3子どもがまだ小さいうちに夫が行方不明になりました。7年待つしかないですか?

待つと子の年齢要件で落ちる危険があります。遺族基礎年金の子は18歳到達年度末まで(37条の2)で、この年齢判定は18条の4ただし書により読み替えの対象外、つまり7年後のみなし死亡日で見られます。実務のポイント:危難失踪(民法30条2項)に当たる事情があれば危難後1年で申立てができ、みなし死亡日が数年前倒しになる。事故・災害・遭難の記録が残っていないかを、申立て前に洗い直す価値がある

間違えやすい点 AI による整理

  • 「7年も保険料を払っていないのだから遺族年金は無理」と諦める人が多い。18条の4はまさにその状況のために置かれた条文であり、37条の納付要件は行方不明となった日の前日で判定される。音信不通の期間の未納は、要件判定の土俵に上がらない
  • 読み替えがあること自体は知っていても、ただし書の重さを知らない人が多い。身分関係・年齢・障害の状態は読み替えないという一文が、行方不明当時は小学生だった子から遺族基礎年金を奪う。有利な巻き戻しと不利な据え置きが、同じ一条に同居している
  • 「失踪宣告を取れば年金が出るのか」という問いの立て方自体がずれている。先に決めるべきは普通失踪(生死不明7年)と特別失踪(危難が去って1年、民法30条2項)のどちらで申し立てるかで、この選択がみなし死亡日を動かし、子の年齢要件の成否を左右する。年金の可否は、家庭裁判所への申立書の段階でほぼ決まっている
比較の観点この条文ほかの条文
条文の役割18条の4:読み替えのみを定める技術規定(給付そのものは定めない)37条:遺族基礎年金の支給要件と保険料納付要件の本体
52条の2:死亡一時金の支給要件の本体
判定の基準日「死亡日」を「行方不明となつた日」に、「死亡の当時」を「行方不明となつた当時」に引き戻す本来は死亡日基準。18条の4が適用されると行方不明となつた日の前日基準になる
本来は死亡日基準。18条の4により同様に読み替えられる
身分関係・年齢・障害の状態ただし書により読み替えの対象外(みなし死亡日で判定)子は18歳到達年度末まで(37条の2)。この年齢判定はみなし死亡日で行われる
遺族の範囲・順位の判定もみなし死亡日で行われる
消滅時効18条の4自体には時効の定めなし遺族基礎年金は5年(102条1項)
死亡一時金は2年(102条1項)

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
民法第8条・第9条、国民年金法第40条

台湾は民法9条で死亡宣告の判決内に確定した死亡時を推定するにとどまり、国民年金法上に日本の18条の4のような給付要件専用の読替規定を置く構成は採っていない。対応関係は「同種事項の規律」レベルにとどまる

韓国
민법 제27조·제28조、국민연금법 제72조

韓国も実종선고により実종기간 만료 시に死亡したものとみなす構成で、日本の民法31条に近い。年金側の基準日調整の有無は個別確認を要する

ドイツ
Verschollenheitsgesetz §§ 1, 9、SGB VI § 46

ドイツは失踪法(Verschollenheitsgesetz)で死亡宣告と死亡時点を定め、遺族年金は SGB VI が規律する。死亡時点の認定を裁判所が個別に定める構造で、日本のような一律の読替条文とは技術が異なる

アメリカ
Uniform Probate Code § 1-107、42 U.S.C. § 402

米国は継続的な行方不明期間経過による死亡の推定を証拠法上のルールとして扱い、社会保障給付の遺族給付は連邦法が別途規律する。州ごとに推定期間が異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • もし夫が行方不明になった翌月から国民年金保険料を払えなくなり、7年後に失踪宣告を取ったとしたら、納付要件はどう判定されるのか。答えは行方不明となった日の前日基準で、空白の7年は納付要件の計算から丸ごと外れる。この読み替えを知らずに「未納だらけだからどうせ無理」と請求せずに帰った人が、現実にいる
  • 行方不明当時、子は14歳だった。普通失踪の7年が満了するのは子が21歳になる年。遺族基礎年金の子の要件は18歳到達年度末までで、この年齢判定はただし書により読み替えの対象外だから、みなし死亡日には子はもう対象外になっている。船舶事故・災害・山岳遭難など危難失踪(民法30条2項)に当たる事情があれば、危難が去って1年で申し立てられる。どちらの類型で家庭裁判所に出すかは、申立書を書く前に決めなければ後から戻せない
  • 震災で流された父。警察の調査に基づく死亡報告で戸籍に死亡が記載され、遺族基礎年金は数か月で出た。失踪宣告を選んだ隣家は、7年後にこの読み替え規定と向き合うことになった
  • 7年ぶりに帰ってきたのがあなた自身だったとする。失踪宣告は取り消されるが、その間に家族が受け取った遺族基礎年金は原則として返還の対象になる。あなたが生きていたという事実そのものが、家族に返還請求を発生させる側に回る

取るべき行動

被害を受けた側:1. 行方不明者届の受理年月日、最後に連絡があった記録、住民票の除票を確保。これが「行方不明となつた日」の立証材料になる2. 家庭裁判所に申し立てる前に、普通失踪と特別失踪のどちらで構成できるかを、子の年齢要件と突き合わせて検討3. 審判確定後、審判書謄本と確定証明書を添えて年金の窓口へ。納付要件は18条の4により行方不明となった日の前日基準で判定するよう明示的に申し出る4. 遺族基礎年金が出ない場合も、寡婦年金(49条)と死亡一時金(52条の2)の別ルートを必ず確認する

訴えられた側:失踪宣告が取り消された、または生存が判明して給付の返還を求められた場合。1. 取消しの審判書と実際の受給期間を突き合わせ、返還を求められる範囲を特定2. 民法32条2項の「現に利益を受けている限度」の主張余地と、公法上の給付返還としての扱いの差を確認3. 一括返還が困難なら早期に分割納付を申し出る。放置すると督促を経て法的措置に進む4. 受給者本人が失踪の事実を知り得なかった場合の事情は、返還の範囲や進め方の交渉材料になる

時効(請求できる期限):遺族基礎年金・寡婦年金を受ける権利は、これを行使できる時から5年、死亡一時金は2年で時効消滅する(国民年金法102条1項)。失踪宣告の事案では、実務上、権利を行使できるようになった時=失踪宣告の審判確定日を起算点とする取扱いだが、みなし死亡日起算と案内される例もあるため、窓口の回答は根拠とともに確認すること(最新の取扱いをご確認ください)。申立て自体は、普通失踪が生死不明7年経過後、特別失踪が危難の去った後1年経過後から可能(民法30条)

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国民年金法の全文を見る所属する編章節を開く:第一節 通則

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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