設立の登記の申請書には、法令に別段の定めがある場合を除き、会社法第五百七十八条に規定する出資に係る払込み及び給付があつたことを証する書面を添付しなければならない。
要点商業登記法117条は、設立登記の申請書に会社法578条の出資の払込み及び給付を証する書面の添付を求める。合同会社は定款認証が不要なため、この書面が資本実在の唯一の証明となる。
Q · 合同会社をつくるとき、資本金を払い込んだ証拠って何を出せばいいんですか?
払込証明書と通帳コピーの合綴が必要です
商業登記法117条により、設立登記の申請書には会社法578条の出資に係る払込み及び給付があったことを証する書面を添付します。実務では、代表社員が作成した「払込みがあったことを証する書面」に、代表社員個人口座の通帳の表紙・口座名義がわかる見開き・入金が記帳されたページのコピーを合綴し、契印します。会社は登記により成立するため(会社法579条)、払込先は会社名義口座ではなく個人口座です。現物出資のみの場合は財産引継書など給付を示す書面になります。
合同会社の設立で、法務局が「本当に金は入ったのか」を確かめる関門は、ここ一箇所しかない。株式会社なら公証人が定款を認証し、第三者の目が一度入る。合同会社にはそれがなく、認証手数料(資本金額により3万円から5万円)が浮く代わりに、資本の実在を示すのはあなた自身が作った払込証明書と通帳のコピーだけになる。しかも会社は登記によって成立するため、申請の時点で会社名義の口座はまだ存在しない。払込先は代表社員個人の口座であり、実態は自分の金を自分の口座へ動かす行為でしかない。それでも会社法578条は「定款の作成後」の払込みを求めるので、入金日が定款作成日より1日でも前だと、通帳のその1行の日付だけで補正になる。
商業登記法117条は、持分会社の設立登記における添付書面を定める規定であり、会社法578条が求める出資に係る払込み及び給付の履行を証する書面の添付を申請人に義務づける。合同会社では定款認証および検査役の調査が不要とされるため、本条の書面が資本の実在性を担保する唯一の形式的審査対象となる。
AI 輔助整理,以條文原文為準
代表社員が払込総額と社員数を記載して作成する書面に、払込先となった個人口座の通帳コピーを合綴したものです。商業登記法117条の添付書面として設立登記の申請書に付けます。
定款、本条の払込み・給付を証する書面、代表社員の就任承諾を要する場合の書面、印鑑証明書などです。現物出資があれば財産引継書も加わります。事案により異なるため管轄法務局でご確認ください。
会社法578条は「定款の作成後」の払込みを求めるため、入金日が定款作成日より前だと補正の対象となりえます。原則は一度出金し、定款作成日以降に振り込み直して日付を作り直します。
実務では表紙、口座番号と名義が印字された見開き、当該入金が記帳されたページの3点をコピーします。入金行にマーカーを引き、払込証明書と合綴して契印するのが一般的です。
金銭の払込みがないため通帳コピーは作れませんが、本条は「給付があつたことを証する書面」も求めます。財産引継書などを用意し、定款記載の品目と評価額を一致させます。
入金記録自体は残りますが、振込人名が印字されないため誰がいくら払い込んだかを別途説明させられることがあります。振込を選ぶと日付と振込人名が同時に残り、説得力が上がります。
実務では代表社員が法務局に提出する会社実印を押し、通帳コピーとの綴じ目にも同じ印で契印します。詳細な取扱いは管轄法務局の運用によるためご確認ください。
まず原因が日付か名義か金額かを法務局に電話で特定します。日付の順序が逆なら払込みのやり直しが必要になることが多く、却下前に取下げて登録免許税の再使用証明を申し出る判断も要ります。
代表社員または業務執行社員の個人口座です。会社は設立登記によって成立する(会社法579条)ため、登記前に会社名義の口座は作れません。その個人口座の入金記録が、商業登記法117条でいう払込みを証する書面の中身になります。業界裏話ヒント:使うなら残高がほぼゼロの口座か、直前に出金して残高を落とした口座が扱いやすい。生活費が動く口座だと該当行を探すのに難儀します
条文上は可能で、1円の入金記録があれば本条の書面は作れます。ただし資本金の額は登記事項として公示され(会社法914条)、誰でも確認できます。業界裏話ヒント:法人口座の開設審査、創業融資、許認可の財産要件は、いずれも資本金と純資産を見ています。1円設立は登記こそ通っても、その後の三つの窓口で止まる。金額の下限は法ではなく事業の信用が決めます
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 対象となる会社類型 | 商業登記法117条:持分会社(合同会社が典型) | — |
| 第三者によるチェック | 定款認証も検査役の調査も不要、当事者作成の書面のみ | — |
| 払込先となる口座 | 代表社員または業務執行社員の個人口座 | — |
| 不備があった場合 | 補正、または取下げて再使用証明の申出 | — |
ログインすると、他の読者と一緒にこの条文へメモを残せます。
ログインして共同ノートを始める以下は各文が単独で意味の通る客観的事実です。引用は e-Gov法令検索を基準としてください。