道路運送車両法 第76条の32(軽自動車検査員)
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- 協会は、軽自動車の検査事務を行なう場合において、軽自動車が保安基準に適合するかどうかの判定に関する業務については、軽自動車検査員に行なわせなければならない。
- 2.軽自動車検査員は、自動車の検査について国土交通省令で定める一定の実務の経験その他の要件を備える者のうちから、選任しなければならない。
- 3.協会は、軽自動車検査員を選任したときは、その日から十五日以内に、国土交通大臣にその旨を届け出なければならない。これを変更したときも、同様とする。
- 4.国土交通大臣は、軽自動車検査員が、この法律、この法律に基づく命令若しくは処分若しくは検査事務規程に違反する行為をしたとき、又は軽自動車の検査事務に関し著しく不適当な行為をしたときは、協会に対し、軽自動車検査員の解任を命ずることができる。
- 5.前項又は第九十四条の四第四項の規定による命令により軽自動車検査員又は自動車検査員の職を解任され、解任の日から二年を経過しない者は、軽自動車検査員となることができない。
この条文の基本情報
軽自動車検査員とは何ですか?
定義軽自動車検査員とは、道路運送車両法第76条の32に定められた規定で、「協会は、軽自動車の検査事務を行なう場合において、軽自動車が保安基準に適合するかどうかの判定に関する業務については、軽自動車検査員に行なわせなければならない。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 道路運送車両法第76条の32(軽自動車検査員)は、日本の道路運送車両法に含まれる条文です。
- 道路運送車両法第76条の32の条文原文は「協会は、軽自動車の検査事務を行なう場合において、軽自動車が保安基準に適合するかどうかの判定に関する業務については、軽自動車検査員に行なわせなければならない。」で始まります。
- 道路運送車両法第76条の32は第四節 業務に置かれています。
- 道路運送車両法の公布日は昭和26年6月1日です。
- 道路運送車両法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
- 道路運送車両法第76条の32の前の条は道路運送車両法第76条の31です。
- 道路運送車両法第76条の32の次の条は道路運送車両法第76条の33です。
- 道路運送車両法第76条の32には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第76条の32 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185 - 本サイト収録
道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第76条の32(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/326AC0000000185/76_32
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点道路運送車両法76条の32は、軽自動車検査協会が保安基準適合の判定を軽自動車検査員に行わせ、選任後15日以内に国土交通大臣へ届け出ることを義務づける。
Q · 軽自動車の車検で合格・不合格を決めているのは誰なの?
国に届け出られた軽自動車検査員が判定する
道路運送車両法第76条の32第1項により、軽自動車検査協会は、軽自動車が保安基準に適合するかどうかの判定を軽自動車検査員に行わせなければなりません。検査員は国土交通省令で定める実務経験などの要件を備えた者から選任され、協会は選任から15日以内に国土交通大臣へ届け出ます。法令違反や著しく不適当な行為があれば大臣は解任を命じることができ、解任された者は2年間、検査員に戻れません。
解説
軽自動車の車検で合否を決める権限は、軽自動車検査協会という組織全体ではなく、協会が選任した「軽自動車検査員」という特定の個人にある。本条は、保安基準(国が定めた車の安全・環境の最低ライン)に適合するかどうかの判定を、協会の職員なら誰でもできる仕事にしていない。自動車検査の実務経験などの要件を満たした者から選び、選任した日から15日以内に国土交通大臣へ届け出る。つまり国は、判定する人の名前を把握している。法令違反や著しく不適当な行為があれば、大臣は協会に解任を命じられる。解任された者は2年間、軽自動車検査員に戻れない。民間の整備工場で自動車検査員(第94条の4)を解任された者も同じ扱いになる。ユーザー車検の検査ラインで「不合格」と言われたとき、その判断は個人の資格と責任に基づいている。窓口で感情的に押し切れる相手ではないが、判定の根拠となる保安基準の項目を具体的に尋ねることはできる
法的な位置づけ
道路運送車両法第76条の32は、軽自動車検査協会で保安基準への適合を判定する者を定める規定である。判定業務は、国土交通省令で定める実務経験等の要件を備え、協会が選任して国土交通大臣に届け出た軽自動車検査員に限られる。大臣の解任命令と解任後2年間の欠格によって、判定者の適格性が担保される。
よくある質問 AI による整理
Q1軽自動車検査員とは何ですか?
軽自動車検査協会で、軽自動車が保安基準に適合するかを判定する資格者です。道路運送車両法76条の32が根拠で、協会が選任して国に届け出ます。
Q2軽自動車検査員になるには何が必要?
自動車の検査に関する実務経験など、国土交通省令で定める要件を備えている必要があります(76条の32第2項)。そのうえで協会に選任されます。
Q3軽自動車検査員の選任届出はいつまで?
協会は選任した日から15日以内に国土交通大臣へ届け出なければなりません。選任を変更したときも同じ期限で届け出ます(同条第3項)。
Q4軽自動車検査員が解任されるのはどんな場合?
法律・命令・処分・検査事務規程に違反したとき、または検査事務で著しく不適当な行為をしたときに、大臣が協会に解任を命じることができます。
Q5解任された検査員はいつから復帰できる?
解任の日から2年を経過するまでは軽自動車検査員になれません(同条第5項)。2年を過ぎれば、要件を満たしたうえで再び選任される可能性があります。
Q6軽自動車検査員の名前は公開される?
本条が定めるのは協会から国土交通大臣への届出義務で、一般への公表は定めていません。国が判定者を把握するための仕組みです。
Q7軽自動車検査員は何を基準に合否を判定する?
道路運送車両の保安基準です。同法41条などの委任を受けた国土交通省令で、灯火・制動・排出ガスなどの技術基準が定められています。
Q8検査員が不正な判定をしたら違法?
法令や検査事務規程に違反する判定は、76条の32第4項の解任命令の対象になり得ます。検査事務で著しく不適当な行為をした場合も同様です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1軽の車検で落とされたんだけど、検査員の判断に文句って言えるの?
判定は保安基準に基づく資格者の判断(道路運送車両法第76条の32第1項)なので、口頭で押し切ることはできない。まずは不適合の項目を具体的に確認すること。実務のポイント:同じ日のうちに整備して再検査を受けられる場合がある。事前に予約システムや手数料を確認し、近くのテスター屋(予備検査場)で光軸などを調整してから再入場する人が多い
Q2整備工場の検査員をクビになった人が、軽自動車検査協会で働くことはできるの?
職員として採用されること自体は本条の射程外だが、解任命令を受けた日から2年間は、判定を行う軽自動車検査員にはなれない(同条第5項)。実務のポイント:欠格の対象は国の解任命令による解任に限られる。自主退職と解任命令では、その後のキャリアに対する影響がまったく違う(最新の改正状況をご確認ください)
間違えやすい点 AI による整理
- 軽自動車検査協会は国の役所だから、窓口にいる人は全員が同じ権限を持つと思われがちだ。実際には、保安基準に適合するかどうかの判定は、選任されて大臣に届け出られた軽自動車検査員に限られている。受付や書類審査の担当者と、合否を判定する者は法律上区別されている
- 解任の効果は協会内の人事処分にとどまらない。第5項は、民間工場の自動車検査員として解任された者も軽自動車検査員になれないと定め、官民の検査の現場を2年間の欠格でつないでいる。業界内で職場を変えれば済む話だと考えるなら、その深刻さを見誤っている
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 所属と判定の場 | 76条の32:軽自動車検査協会の検査場で軽自動車を判定 | 94条の4:指定自動車整備事業者(民間車検工場)で判定 |
| 選任と届出 | 協会が選任し、15日以内に国土交通大臣へ届出 | 指定整備事業者が選任し、国へ届出 |
| 解任と欠格 | 大臣の解任命令、解任後2年間は軽自動車検査員になれない | 国の解任命令(94条の4第4項)による解任も、76条の32第5項で2年間の欠格事由になる |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾では監理機関による汽車の定期検験に加え、民間の代検廠に検験を委託する制度がある。検験を行う者の資格と監督を重視する点で、日本と同じ考え方に立つ
韓国では韓国交通安全公団と指定整備事業者が自動車検査を担い、検査員の資格と不正検査への処分を法律で定める
ドイツの車検(HU)は、公的に認定された鑑定人や検査技師しか実施できない。判定を個人の資格に結び付ける点で本条と共通する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- ユーザー車検で軽バンを協会の検査場に持ち込み、ライトの光軸で不合格。その場で判定したのは誰で、何を根拠に落としたのか? 判定者は国に届け出られた軽自動車検査員であり、基準は道路運送車両の保安基準だ。どの項目に適合しなかったのかを確認し、整備してから再検査を受けるのが最短ルートである
- 民間車検の指定整備工場で自動車検査員をしていたあなたは、不正な保安基準適合証の交付で解任命令を受けた。翌年、軽自動車検査協会に転職しようとしても採用は通らない。解任の日から2年経つまで、軽自動車検査員にはなれないからだ
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