自動車は、本線車道においては、横断し、転回し、又は後退してはならない。
要点道路交通法 75 条の 6 は、自動車が本線車道で横断・転回・後退することを禁じる。一般道の 25 条の 2 と違い、他の交通を妨害するおそれの有無を問わない絶対的禁止である。
Q · 高速道路で降りる出口を通り過ぎたら、少しだけバックして戻ってもいいの?
絶対にダメです。次の出口まで進んで戻ってください
道路交通法 75 条の 6 は、自動車が本線車道で横断・転回・後退することを禁止しています。一般道路の 25 条の 2 と違い、他の交通を妨害するおそれの有無を一切問わない絶対的禁止であるため、深夜で後続車が一台もいなくても違反が成立します。出口を通り過ぎた場合の正解は、次のインターチェンジまで進んで一般道またはUターン路で戻ることです。料金は多くの高速道路で「特別転回」として調整される取扱いがあるため、料金所で事情を申告してください。
高速道路の本線を走っていて、目的の出口を目の前で通り過ぎた。あと 200 メートル戻ればいいだけ、路肩は広い、後続車もまばら。その一瞬の判断が、日本の高速道路で毎年起きる逆走死亡事故の入口になる。道路交通法 75 条の 6 は、自動車が本線車道で横断・転回(U ターン)・後退(バック)をすることを、例外なく禁じる。一般道を規律する 25 条の 2 は「他の交通を妨害するおそれがあるとき」という条件付きの禁止だが、本線車道ではその条件が丸ごと消える。誰もいなくても、安全確認をしても、絶対にダメだ。なぜここまで厳しいか。時速 80 キロ以上で流れる車列に逆向きの車が一台混じった瞬間、相対速度は 160 キロを超え、回避はほぼ不可能になるからだ。あなたがうっかり出口を逃したときの正解は、バックでも U ターンでもなく、次の出口まで進んで戻ることだ。数百円と数分の遠回りが、一生の分かれ道になる。
道路交通法 75 条の 6 は、高速自動車国道及び自動車専用道路の本線車道における横断・転回・後退を禁止する規定である。一般道路を規律する同法 25 条の 2 が他の交通への妨害のおそれを要件とするのに対し、本条は要件を付さない絶対的禁止として構成され、運転者の個別的な安全確認による正当化を認めない。
高速自動車国道や自動車専用道路の車道のうち、加速車線・減速車線・登坂車線・路側帯を除いた、車が実際に流れる主たる部分をいいます。道路交通法 2 条の定義に基づきます。
違法です。道路交通法 75 条の 6 が本線車道での転回を禁止しています。中央分離帯の開口部(管理用の転回路)を使うことも、一般車両には認められていません。
多くの高速道路では、料金所で係員に申告すると「特別転回」の取扱いとなり、余分に走行した区間の料金を負担せずに戻れる制度があります。ETC レーンではなく一般レーンで申告してください。
本線車道に逆方向で進入する行為は通行区分違反にあたり、進入後に転回・後退すれば 75 条の 6 違反も重なります。施設内で向きを直し、正規の加速車線から合流してください。
違反点数と反則金は違反類型と道路区分で異なり、通行区分違反等として処理されます。人身事故に至れば行政処分に加え刑事責任が生じるため、点数の多寡だけで判断すべきではありません。
急ハンドルを避け、減速しながら左側へ寄って回避し、安全な場所に退避してハザードを点灯します。その後 110 番または非常電話で位置と車種を通報してください。
道路交通法の高速自動車国道等に関する特例は、自動車専用道路の本線車道にも及びます。都市高速やバイパスの自動車専用区間でも、横断・転回・後退は同様に禁止されます。
違反です。積荷や落下物の回収を理由とする後退も 75 条の 6 の例外にはあたりません。落下物を確認したら非常電話や道路緊急ダイヤルで通報し、自分で回収に戻らないでください。
絶対にバックや U ターンをせず、次の出口(インターチェンジ)まで進んで戻るのが唯一の正解です(道交法 75 条の 6)。業界裏話ヒント:出口を乗り過ごした場合、料金所で係員に事情を話すと『特別転回』という扱いで、余分に走った区間の料金を取られずに引き返せる制度が多くの高速にあります。バックする数百円をケチって命を失う人がいる一方、これを知っている人は堂々と料金所で申告する。
ダメです。75 条の 6 は一般道の 25 条の 2 と違い、他の交通を妨害するおそれの有無を一切問わない絶対禁止です。車が一台もいなくても違反が成立します。業界裏話ヒント:一般道での横断・転回・後退(25 条の 2)は『妨害のおそれ』が要件なので条件次第で適法になりますが、高速はその条件を丸ごと外している。この『条件の有無』の差を知っている人だけが、なぜ高速だけこんなに厳しいのかを正しく説明できる。
逆走の相当数は、高齢者だけでなく出口の見逃しや道間違い、飲酒による若い世代の『うっかり』でも起きています。誰でも当事者になりえます。業界裏話ヒント:逆走事故を起こすと、それが意図的でなくても事故態様によっては危険運転致死傷罪(自動車運転死傷行為処罰法)が適用されうる。過失運転致死傷罪との差は懲役年数で数倍。ドライブレコーダーで『意図的でなかった』ことを示せるかが、その後の人生を分ける。
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 適用される道路 | 道交法 75 条の 6:高速自動車国道等の本線車道 | — |
| 禁止の要件 | 要件なし。妨害のおそれの有無を問わない絶対的禁止 | — |
| 運転者の裁量 | 安全確認をしても正当化されない。裁量ゼロ | — |
| 違反が招く最悪の結果 | 逆走による正面衝突。死傷すれば危険運転致死傷罪も視野 | — |
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