電気事業法 第66条の7(委員長及び委員の任命)
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委員長及び委員は、法律、経済、金融又は工学に関して専門的な知識と経験を有し、その職務に関し公正かつ中立な判断をすることができる者のうちから、経済産業大臣が任命する。
この条文の基本情報
委員長及び委員の任命とは何ですか?
定義委員長及び委員の任命とは、電気事業法第66条の7に定められた規定で、「委員長及び委員は、法律、経済、金融又は工学に関して専門的な知識と経験を有し、その職務に関し公正かつ中立な判断をすることができる者のうちから、経済産業大臣が任命す…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 電気事業法第66条の7(委員長及び委員の任命)は、日本の電気事業法に含まれる条文です。
- 電気事業法第66条の7の条文原文は「委員長及び委員は、法律、経済、金融又は工学に関して専門的な知識と経験を有し、その職務に関し公正かつ中立な判断をすることができる者のうちから、経済産業大臣が任命す…」で始まります。
- 電気事業法第66条の7は第五章 電力・ガス取引監視等委員会に置かれています。
- 電気事業法の公布日は昭和39年7月11日です。
- 電気事業法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 電気事業法第66条の7の前の条は電気事業法第66条の6です。
- 電気事業法第66条の7の次の条は電気事業法第66条の8です。
- 電気事業法第66条の7には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第66条の7 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000170 - 本サイト収録
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第66条の7(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/339AC0000000170/66_7
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点電気事業法66条の7は、電力・ガス取引監視等委員会の委員長と委員を、法律・経済・金融・工学の専門家で公正中立な判断ができる者から経済産業大臣が任命すると定める。
Q · 電力・ガス取引監視等委員会の委員は誰が選ぶの?
経済産業大臣が任命し、国会の同意は不要
電気事業法66条の7により、電力・ガス取引監視等委員会の委員長と委員は経済産業大臣が任命します。候補者は法律・経済・金融・工学のいずれかに専門的な知識と経験を持ち、公正かつ中立な判断ができる者に限られます。公正取引委員会の委員が両議院の同意を得て内閣総理大臣に任命される(独占禁止法29条)のと異なり、国会の同意は要件とされていません。
解説
電気料金の明細に載らない「審判役」がいる。電力・ガス取引監視等委員会(電力とガスの市場で不正な取引や不当な料金がないかを監視する専門組織)であり、その委員長と委員を誰が選ぶかを定めたのが本条だ。選ぶのは経済産業大臣ひとりである。候補者は法律、経済、金融、工学のいずれかに専門的な知識と経験を持ち、公正かつ中立に判断できる者に限られる。ここで公正取引委員会と比べてみるとよい。公取委の委員長と委員は内閣総理大臣が両議院の同意を得て任命するが(独占禁止法29条)、本条には国会の同意が要らない。電力会社を監督する経済産業省の大臣が、その監視役まで選ぶ。2016年の電力小売全面自由化以降、あなたが新電力を選べるのは、この委員会が市場の公正さを支えている前提があるからだ。その審判役がどれだけ独立しているかを測る最初の物差しが、この一文である。
法的な位置づけ
電気事業法66条の7は、電力・ガス取引監視等委員会の委員長及び委員の任命要件と任命権者を定める規定である。法律、経済、金融又は工学に関する専門的な知識と経験、並びに職務上の公正かつ中立な判断能力を資格要件とし、任命権を経済産業大臣に帰属させる。
よくある質問 AI による整理
Q1電力・ガス取引監視等委員会とは
電力とガスの取引が公正に行われているかを監視する合議制の機関です。経済産業省に置かれ、市場の監視や事業者への勧告などを担います。
Q2電力・ガス取引監視等委員会の委員は何人?
委員長と委員で構成されます。定数は電気事業法の組織規定で定められており、本条は人数ではなく任命の要件と任命権者を定めています。
Q3監視等委員会の委員に国会の同意は必要?
必要ありません。電気事業法66条の7は経済産業大臣が任命すると定めるだけで、両議院の同意は要件とされていません。
Q4電力会社の不正はどこに通報できる?
電力・ガス取引監視等委員会が情報提供を受け付けています。カルテルなど独占禁止法違反の疑いがあれば、公正取引委員会への申告も選択肢です。
Q5監視等委員会の委員になれる条件は?
法律・経済・金融・工学のいずれかについて専門的な知識と経験を持ち、職務について公正かつ中立な判断ができることが条件です。
Q6監視等委員会は独立した行政委員会?
国家行政組織法8条に基づき経済産業省に置かれる機関で、内閣府の外局である公正取引委員会とは組織上の位置付けが異なります。
Q7電気料金の値上げは監視等委員会が審査する?
託送料金(送配電網の利用料)などの審査に深く関わっています。料金の認可そのものは経済産業大臣の権限であり、委員会は専門的な審査を担います。
Q8監視等委員会の委員の名前はどこで見られる?
委員会の公式サイトで委員の氏名と経歴が公開されています。審議会の議事録と合わせて読むと、各委員の立場がわかります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1電力・ガス取引監視等委員会って、公正取引委員会と何が違うんですか?
公取委は内閣府の外局として置かれる独立性の高い行政委員会で、委員長と委員の任命には両議院の同意が要る(独占禁止法29条)。一方、監視等委員会は経済産業省に置かれ、委員は経済産業大臣が任命する(電気事業法本条)。実務のポイント:電力の不正では両者が並行して動くことがあり、カルテル事案で課徴金を課せるのは公取委のほうである。どちらに情報を持ち込むかで、相手が受ける打撃の種類が変わる
Q2委員って電力会社の出身者がなってもいいんですか?
本条は出身業界を明文で禁じておらず、要件は四分野の専門性と「公正かつ中立な判断ができること」である。ただし委員には在任中の政治活動や営利事業への従事の制限など、別の条文で服務上の規律が課される(具体的な条番号は最新の条文をご確認ください)。実務のポイント:委員の経歴は委員会の公式サイトで公開されている。審議会の議事録と突き合わせれば、どの委員がどの論点で厳しい立場をとっているかが見えてくる
間違えやすい点 AI による整理
- 「監視委員会は公正取引委員会のような独立した行政委員会だ」と思われがちだが、法的な位置付けが違う。経済産業省に置かれる、いわゆる8条委員会(国家行政組織法8条に基づく合議制機関)であり、任命に国会の同意も要らない。職権を独立して行使する旨の規定はあるが、組織上の独立の度合いは公取委と同じではない
- 任命要件は「専門家なら誰でもよい」という意味ではない。法律、経済、金融、工学という四分野の知識と経験に加えて、「公正かつ中立な判断」ができることが要る。この二段目を軽く見ていると、電力会社の出身者が委員になったときに、利益相反を問う視点を持てない
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は2017年の電業法改正で電業管制機関の設置を定めたが、経済部の下に置かれる点で日本と同様に所管官庁との距離が論点となる
韓国の電気委員会も産業通商資源部に置かれ、所管官庁の下に置く監視機関という点で日本と近い
ドイツの連邦ネットワーク庁は連邦政府の上級官庁であり、EU 指令に基づく規制機関の独立性要件の影響を受けている
米国 FERC の委員は大統領が上院の同意を得て任命し、同一政党の委員数に上限を設けることで独立性を担保している
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 新電力に乗り換えたのに、卸電力価格の高騰で月の請求額が倍になった。市場で誰かが価格をつり上げていなかったのか? そう疑ったとき、調べに入るのはこの条文で選ばれた委員たちである。苦情や情報提供の窓口も委員会にある
- 電力会社の社員として、カルテルや顧客情報の不正閲覧をめぐる業務改善勧告のニュースを社内で見た。勧告を出した委員会の顔ぶれと選び方を知っていれば、規制がどちらに向かうかを先に読める
改正沿革 AI による整理
- 平成26年(2014年)改正法による新設(要人的検証) 電力システム改革に伴い電力取引監視等委員会の規定を新設、2015年9月に発足。2016年4月に電力・ガス取引監視等委員会へ改称。新設時の改正法と条番号の対応は要確認
改正の年表
- 1.平成27年(2015年) 新設:電力システム改革に伴い電力取引監視等委員会が経済産業省に設置され、同年9月に発足。委員の任命規定もこのとき整備された(改正法の番号と条番号の対応は要確認)
- 2.平成28年(2016年) 改正:ガス市場の監視も担うため、電力・ガス取引監視等委員会に改称
- 電気事業法 第66条の2委員会の設置根拠(現行効力を要確認)
- 電気事業法 第66条の5委員長・委員の職権行使の独立(現行効力を要確認)
- 電気事業法 第66条の6委員会の組織と委員の定数(現行効力を要確認)
- 国家行政組織法 第8条審議会等(8条委員会)の設置根拠
- 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律 第29条公取委員の国会同意任命との対比(通称 独占禁止法)
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