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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年7月4日読了 6 分6 分6 分

道路運送車両法 第92条(改善命令)

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地方運輸局長は、自動車特定整備事業者の事業場の設備及び従業員が第八十条第一項第一号の規定による基準に適合せず、又はその業務の運営に関し前条の国土交通省令で定める事項を遵守していないと認めるときは、当該自動車特定整備事業者に対し、その設備及び従業員を基準に適合させるため、又はその業務の運営を改善するため必要な措置をとるべきことを命ずることができる。

この条文の基本情報

改善命令とは何ですか?

定義改善命令とは、道路運送車両法第92条に定められた規定で、「地方運輸局長は、自動車特定整備事業者の事業場の設備及び従業員が第八十条第一項第一号の規定による基準に適合せず、又はその業務の運営に関し前条の国土交通省令で定める…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 道路運送車両法第92条(改善命令)は、日本の道路運送車両法に含まれる条文です。
  2. 道路運送車両法第92条の条文原文は「地方運輸局長は、自動車特定整備事業者の事業場の設備及び従業員が第八十条第一項第一号の規定による基準に適合せず、又はその業務の運営に関し前条の国土交通省令で定める…」で始まります。
  3. 道路運送車両法第92条は第六章に置かれています。
  4. 道路運送車両法の公布日は昭和26年6月1日です。
  5. 道路運送車両法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
  6. 道路運送車両法第92条の前の条は道路運送車両法第91条の3です。
  7. 道路運送車両法第92条の次の条は道路運送車両法第93条です。
  8. 道路運送車両法第92条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第92条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185
  • 本サイト収録道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第92条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/326AC0000000185/92

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点道路運送車両法92条は、特定整備事業者の設備・従業員が認証基準に適合しない場合や遵守事項違反の場合に、地方運輸局長が改善命令を出せると定める。

Q · 車検の認証工場でも、国から「直せ」と命令されることってあるの?

基準割れや遵守事項違反の工場に、地方運輸局長が是正を命じられる

あります。道路運送車両法92条により、自動車特定整備事業者の設備や従業員が80条1項1号の認証基準を割り込んだとき、又は91条の国土交通省令で定める遵守事項を守っていないとき、地方運輸局長は必要な措置をとるよう命じることができます。改善命令は営業停止ではありませんが法的拘束力のある行政処分であり、従わなければ93条による事業停止や認証取消しへ進む根拠になります。

解説

車検の看板を掲げた工場は、どこも国のお墨付きがある。多くの人はそう思って車を預ける。だが「認証工場」の認証は、一度取れば永久に有効な免許ではない。地方運輸局長は、工場の設備や整備士の数が認証基準(80条1項1号)を割り込んだと認めたとき、あるいは業務運営のルール(91条の国土交通省令で定める遵守事項)が守られていないと認めたとき、改善命令を出せる。改善命令とは、役所がその工場に直接「ここを直せ」と命じる具体的な決定のことである。ここで押さえておきたいのは、改善命令はあくまで入口にすぎないという点だ。命令に従わなければ、93条による事業停止や認証取消しへ進む道が開く。ブレーキやADASカメラを預ける先の工場が今どの段階にいるのか。それを確かめる視点を持っているかどうかで、同じ修理代でも買っている「安全」の中身が変わる。

法的な位置づけ

道路運送車両法92条は、自動車特定整備事業者に対する改善命令を定める規定であり、事業場の設備及び従業員が同法80条1項1号の認証基準に適合しない場合、又は91条の国土交通省令で定める遵守事項を遵守していない場合に、地方運輸局長が設備・従業員の基準適合又は業務運営の改善のため必要な措置を命じることができる旨を規定する。

手順

  1. 1.命令の内容と期限を確認する 改善命令書を受け取ったら、どの基準(設備・従業員・業務運営)への不適合を指摘されているか、報告期限はいつかを特定し、社内の担当者を決める
  2. 2.弁明の機会で事実関係を主張する 命令前に行政手続法13条による弁明の機会が与えられた場合は、書面で事実関係と既に行った是正状況を具体的に示す
  3. 3.設備・人員・運営を基準に戻す 故障した設備の修理や更新、整備主任者の補充、記録簿の整備など、指摘事項を是正する。作業内容は日付入りの写真と書類で記録する
  4. 4.期限内に改善報告を提出する 是正内容と再発防止策をまとめ、期限内に地方運輸局へ報告する。放置すると93条の事業停止・認証取消しへ進むため、期限の遵守を最優先にする

よくある質問 AI による整理

Q1整備工場の改善命令とは何ですか?

認証を受けた整備工場が設備・人員の基準や業務運営のルールを守っていないとき、地方運輸局長が是正を命じる行政処分です。道路運送車両法92条が根拠です。

Q2認証工場の認証基準とは何ですか?

作業場の広さや機械設備、整備主任者などの従業員数に関する基準で、道路運送車両法80条1項1号と同法施行規則で定められています。

Q3改善命令は誰が出しますか?

事業場を管轄する地方運輸局長が出します。実務上は運輸支局の監査で基準違反が確認されたことをきっかけに発出されるのが一般的です。

Q4改善命令に従わないとどうなりますか?

道路運送車両法93条により、事業の停止や認証の取消しの対象になりえます。改善命令は段階的監督の入口にあたる処分です。

Q5整備主任者が辞めたら認証工場はどうなる?

従業員基準を満たさなくなれば、92条の改善命令の対象になりえます。後任の整備主任者を速やかに選任し、届出を行うことが必要です。

Q6改善命令は行政指導と違うのですか?

違います。行政指導は任意の協力を求めるものですが、改善命令は法的拘束力をもつ不利益処分で、違反すれば事業停止等の根拠になります。

Q7改善命令に不服があるときはどうすればいい?

処分を知った日の翌日から3か月以内に審査請求をするか、処分を知った日から6か月以内に取消訴訟を提起することを検討します。

Q8整備工場の違反はどこに通報できますか?

工場の所在地を管轄する運輸支局または地方運輸局に情報提供できます。整備明細や写真など具体的な資料を添えると伝わりやすくなります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1行きつけの工場が改善命令を受けたかどうかって、調べられるんですか?

地方運輸局は、整備事業者に対する行政処分の情報を公表している。停止や取消しは公表されやすく、改善命令がどこまで公表されるかは運用によって異なる。根拠は本条(92条)と93条である。業界裏話:処分の公表ページは各地方運輸局ごとにばらばらで、全国を横断して検索する仕組みはない。管轄の運輸局のサイトを直接見に行くのが最短の方法である(最新の運用状況をご確認ください)

Q2改善命令が出たら、もう営業できないんですか?

できる。改善命令は営業停止ではなく、設備や人員、運営を基準に戻すよう命じるものである。ただし従わなければ、93条による事業停止や認証取消しの根拠になる。業界裏話:現場で本当に響くのは処分そのものより、ディーラーや保険会社の指定工場契約に与える影響である。命令が出たら、取引先への説明資料もあわせて準備しておくのが実務の常識である

間違えやすい点 AI による整理

  • 「認証工場」の看板は取得した時点で安全が保証されたもので、あとは放っておいても有効だと思われている。だが実際には、設備も人員も運営も認証基準を保ち続けることが前提になっている。基準を割り込めば改善命令、従わなければ停止・取消しへと進む、動き続ける資格である
  • 業者の側には「改善命令は行政指導の一種で、実害はない」と軽く見る人がいる。これは深刻度の読み違いである。改善命令は法的拘束力をもつ行政処分であり、違反すれば93条の事業停止・認証取消しの根拠になる。ディーラーや保険会社との取引では、処分歴が信用評価に響くこともある
  • ユーザーは「どの工場が安いか」で整備先を選びがちだが、そもそもその問いの立て方がずれている。ブレーキやかじ取り装置、ADASカメラの調整などの特定整備は、認証を受けた事業場でなければ業として行えない(78条)。最初に確かめるべきは値段ではなく、その作業区分の認証を持っているかどうかである
比較の観点この条文ほかの条文
規定の役割92条:基準割れ・遵守事項違反への改善命令80条:認証基準(設備・従業員)の定め
93条:事業停止・認証取消し
処分の重さ是正を命じるもので、営業は継続できる処分ではなく認証の要件
営業の停止や認証の喪失に直結する
発動のきっかけ設備・従業員の基準不適合、91条の遵守事項違反認証申請時の審査
改善命令違反など法令違反
事業者の対応期限内に是正し報告する基準を満たし続ける
弁明・聴聞、審査請求・取消訴訟

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
公路法第63条

台湾では汽車修理業は公路法上の登記制で管理され、日本の認証工場制度ほど設備・人員基準に基づく段階的監督は細分化されていない(詳細は要確認)

韓国
자동차관리법 제53조・제66조

韓国は自動車整備業を登録制とし、基準違反には事業停止・登録取消しなどで対応する

ドイツ
StVZO § 29 i.V.m. Anlage VIIIc

ドイツでは定期検査の一部を担う工場に公的な認定制度があり、認定要件を欠けば認定の取消し対象となる

アメリカ
California Automotive Repair Act

米国は州ごとの規制で、カリフォルニア州では自動車修理業者の登録制と、違反時の登録停止・取消しが定められている

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • ブレーキ整備を頼んだ工場で、実は整備主任者がすでに退職していて、資格のない人だけで作業していたと後から分かったら、どうなる? 従業員基準を割り込んだ状態なので、地方運輸局長による改善命令の対象になりうる。顧客であるあなたは、運輸支局に情報提供するルートを持っている
  • あなたは町の整備工場の二代目。先代のころから使っているリフトが一台壊れたまま放置され、監査の担当官がそれに気付いた。設備基準を満たしていないとして改善命令が出る。そこで放置を続ければ、93条による事業停止や認証取消しが視野に入ってくる
  • フロントガラスを交換した後、衝突被害軽減ブレーキが誤作動するようになった。エーミング(カメラの調整)をやった工場は、電子制御装置整備の認証を持っていたのか
  • 監査で記録簿の不備を指摘され、改善命令書が届いた。報告の期限まであと10日。改善計画と是正の証拠写真をそろえられなければ、次の段階は事業停止命令になりかねない

取るべき行動

被害を受けた側:1. 不具合が出た箇所の写真、整備明細、点検整備記録簿のコピーを確保する2. 工場の認証番号と認証区分(分解整備、電子制御装置整備)を確認する3. 管轄の運輸支局に情報提供し、基準違反の疑いを具体的に伝える4. 損害は工場に対して契約不適合・債務不履行(民法415条)や不法行為(民法709条)として請求を検討する。行政処分と民事賠償は別ルートなので、並行して進める

訴えられた側:1. 命令を出す前には行政手続法13条による弁明の機会が与えられるので、書面で事実関係と是正状況を主張する2. 設備の修理や整備主任者の補充など、是正の証拠を日付入りで残す3. 命令に不服があるときは審査請求、または取消訴訟を検討する4. 命令を放置すると93条の事業停止・認証取消しへ進むので、期限内の履行を最優先にする

時効(請求できる期限):改善命令そのものに時効はない。不服申立ては、処分を知った日の翌日から3か月以内の審査請求(行政不服審査法18条)、または処分を知った日から6か月以内の取消訴訟(行政事件訴訟法14条)。顧客側の損害賠償請求は、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)や不法行為の時効(民法724条)が適用される

学説

通説:92条の改善命令は名宛人に義務を課す不利益処分にあたり、発出前には行政手続法13条に基づく弁明の機会の付与が必要とされる。取消訴訟の対象となる処分性も認められる。

改正沿革 AI による整理

  • 令和元年(2019年)改正、令和2年(2020年)4月1日施行 「分解整備」の概念が「特定整備」へ拡大され、電子制御装置整備が加わった。これにともない、本条の名宛人も「自動車特定整備事業者」に改められたとみられる(改正履歴の詳細は人的検証が必要)

改正の年表

  1. 1.昭和26年(1951年) 新設:道路運送車両法の制定により、自動車分解整備事業の認証制度とともに監督規定が設けられた(制定当初の条文構成の詳細は要確認)
  2. 2.令和元年(2019年) 改正:分解整備を特定整備に拡大し電子制御装置整備を追加。令和2年(2020年)4月1日施行。本条の名宛人も自動車特定整備事業者となった

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道路運送車両法の全文を見る所属する編章節を開く:第六章

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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