要点道路交通法28条は、他の車両を追い越すときは前車の右側を通行しなければならないと定める。前車が右折で中央や右側端に寄っている場合と路面電車の追越しのみ、左側を通行する。
Q · 前の車を追い越すとき、右から抜くか左から抜くかって決まっているの?
原則は右側から。左から抜くと違反になります
道路交通法28条1項により、他の車両を追い越すときは前車の右側を通行しなければなりません。例外は二つで、前車が右折のため道路の中央や右側端に寄って通行しているときはその左側から(同条2項)、路面電車を追い越すときも原則としてその左側を通ります(同条3項)。さらに4項は、対向車や後方からの交通、前車の前方の交通にも十分注意し、安全な速度と方法で進行する義務を課しています。この4項が、事故後の過失割合を判断する物差しになります。
追い越しは『右から』。これを法律が命じていると知る人は少ない。左からスッと抜く、いわゆる左側追越しは、渋滞のすり抜けを含め原則として違法だ。道路交通法28条は、前の車を追い越すときはその『右側』を通れと定める。なぜ右と決まっているかというと、全員が同じ側から抜くと分かっていれば、抜かれる側も後方右を警戒すればよく、動きが予測可能になるからだ。例外は一つ。前車が右折のため道路の中央や右端に寄っているときだけ、その左側を抜く。そして4項がこの条文の本当の牙だ。追い越す側は対向車も、前車の前方の交通も、すべてに『十分に注意』する義務を負い、安全な速度と方法で進めと命じられる。事故が起きたとき、この一文があなたの過失割合を跳ね上げる。バイクで車列の左をすり抜けて接触したなら、あなたが不利になる構造がここに埋まっている。
道路交通法28条は追越しの方法を定める規定であり、車両が前車を追い越す際の通行位置を原則として右側に固定する。前車が右折のため道路の中央又は右側端に寄っているときは左側、路面電車の追越しも原則として左側を通行する。4項は後車に、対向・後方の交通及び前車前方の交通への注意義務と、安全な速度と方法で進行する義務を課す。
AI 輔助整理,以條文原文為準
進路を変えて前方の車両の側方を通過し、その前方に出る行為をいいます。進路を変えずに横を通り過ぎる追い抜きとは区別され、28条の右側通行義務は追越しに適用されます。
原則としてその左側を通行します(28条3項)。ただし軌道が道路の左側端に寄って設けられているときは、この左側通行義務は適用されません。広島や長崎など軌道のある街では特に注意が必要です。
道路交通法30条が、道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂、トンネル、交差点とその手前など、追越し禁止の場所を列挙しています。28条は方法、30条は場所の規制です。
あります。28条4項が、反対方向や後方からの交通と、前車や路面電車の前方の交通にも十分注意し、安全な速度と方法で進行する義務を定めています。事故時の過失評価の中心になる項です。
反則行為として告知され、違反点数の加算と反則金の対象になります。人身事故を伴えば刑事責任に発展する場合もあります。具体的な点数や金額は違反類型で異なるため、告知書と警察庁の最新基準を確認してください。
道路交通法27条が、追いつかれた車両は速度を上げてはならず、状況によっては進路を譲る義務を負うと定めています。追い越す側の28条と対になって、追越し場面の安全を組み立てています。
自転車も車両なので、追い越すときは原則としてその右側を通行します。あわせて安全な側方間隔と速度が求められ、間隔不足の接触は28条4項の安全な方法の違反として評価されやすくなります。
左側追越しは28条1項に反する態様となり得ます。前の車が追越し車線に居座る通行帯違反をしていても、それが自分の左側追越しを正当化することにはならず、双方それぞれの違反が問われます。
状況によります。停止・徐行中の車列の左を進むこと自体を一律に禁じる条文はありませんが、『追い越し』にあたる態様なら28条1項の右側通行義務に反し、左側追越しとして違反になり得ます。業界裏話ヒント:警察が現場で切符を切るかは微妙でも、事故になった瞬間に話は変わる。保険会社はすり抜けをライダーの過失加算材料として必ず持ち出す。日常的にやっていても、ぶつかった一回で過失が重く乗る前提で走るべきだ
その車が右折のため道路の中央や右側に寄って進行しているなら、左から抜くのが正しく、むしろ28条2項が命じる方法です。前車が単に停車・徐行しているだけなら原則どおり右から。業界裏話ヒント:この例外を知らない人は多く、正しく左から抜いたのに『左側追越しだ』と誤解し、自分から不利な供述をしてしまうケースがある。前車が右に寄っていた事実を、写真や証言で残しておくと後で効く
変わります。過失割合は道交法の各条文を当てはめて算定され、28条違反の左側追越しは加害・被害いずれの側でも過失の加算要素になります。同じ衝突でも数割単位で負担が動きます。業界裏話ヒント:過失割合の相場は判例タイムズの別冊(いわゆる緑本)に類型ごとの基準表がある。保険会社はこれを根拠に提示してくるが、こちらも同じ基準を持ち出して交渉できる。基準表の存在を知っているかどうかで、示談の結論が変わる
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 規律している内容 | 28条:追い越すときの通行位置(原則は前車の右側) | — |
| 誰に義務を課すか | 追い越す側(後車) | — |
| 典型的な違反場面 | 車列の左をすり抜けて前に出る、左車線から抜き返す | — |
| 事故時の効き方 | 左側追越しの認定が後車側の過失加算要素になる | — |
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