電気事業法 第27条の32(準用)
クイックジャンプ
第二条の七第一項本文及び第二項、第二条の十七第一項並びに第二十七条の二十五の規定は、特定卸供給事業者に準用する。この場合において、同条第一項中「事業の全部又は一部」とあるのは、「事業」と読み替えるものとする。
この条文の基本情報
準用とは何ですか?
定義準用とは、電気事業法第27条の32に定められた規定で、「第二条の七第一項本文及び第二項、第二条の十七第一項並びに第二十七条の二十五の規定は、特定卸供給事業者に準用する。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 電気事業法第27条の32(準用)は、日本の電気事業法に含まれる条文です。
- 電気事業法第27条の32の条文原文は「第二条の七第一項本文及び第二項、第二条の十七第一項並びに第二十七条の二十五の規定は、特定卸供給事業者に準用する。」で始まります。
- 電気事業法第27条の32は第五節の二 特定卸供給事業に置かれています。
- 電気事業法の公布日は昭和39年7月11日です。
- 電気事業法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 電気事業法第27条の32の前の条は電気事業法第27条の31です。
- 電気事業法第27条の32の次の条は電気事業法第27条の33です。
- 電気事業法第27条の32には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第27条の32 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000170 - 本サイト収録
電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第27条の32(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/339AC0000000170/27_32
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点電気事業法27条の56は、小売電気事業者向けの承継・是正・第27条の25の規定を特定卸供給事業者に準用し、「事業の全部又は一部」を「事業」と読み替える。
Q · アグリゲーター(特定卸供給事業者)にも小売電気事業者のルールが当てはまるの?
一部だけ。承継・是正・第27条の25が準用される
電気事業法第27条の56により、小売電気事業者向けに定められた第2条の7第1項本文及び第2項(事業承継と承継の届出)、第2条の17第1項、第27条の25の規定が特定卸供給事業者にも準用されます。第2条の7第1項の但書は準用の対象外です。また第27条の25第1項の「事業の全部又は一部」は「事業」と読み替えられます。準用先各条の詳しい内容は現行条文で確認が必要です。
解説
たった二文の「準用」規定(他の条文のルールを、この事業者にもそのまま当てはめる仕組み)に、アグリゲーター事業の出口と継ぎ目のルールが詰まっている。特定卸供給事業者とは、工場の自家発電、家庭の蓄電池、需要抑制(電気を使うのを一時的に控えてもらうこと、いわゆる DR)を束ね、まとめて小売電気事業者などに卸す事業者である。令和4年(2022年)4月から届出制で法律上の位置づけが与えられた。本条は、もともと小売電気事業者向けに作られたルールをこの事業者にも当てはめる。合併・分割・事業譲渡で事業を引き継いだ側が届出者の地位を承継する仕組みと、その届出(第2条の7)、行政による是正の仕組み(第2条の17)、そして第27条の25の規定である。第2条の7は第1項の「本文」だけが準用され、但書は外れている。第27条の25は「事業の全部又は一部」が「事業」と読み替えられ、事業単位で扱う形になっている。あなたが蓄電池を預けている家庭でも、VPP 企業の買収を検討する側でも、相手が変わったときに規制上の地位がどこへ移るかを確かめる足場がここにある。(準用先各条の見出しと内容は現行条文で要確認)
法的な位置づけ
電気事業法第27条の56は特定卸供給事業者に関する準用規定であり、小売電気事業者について定める第2条の7第1項本文及び第2項(事業承継)、第2条の17第1項並びに第27条の25の規定を特定卸供給事業者に準用する。準用にあたっては、第27条の25第1項中「事業の全部又は一部」を「事業」と読み替える。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.対象会社の届出状況を確認 M&A のデューデリジェンス段階で、対象会社が特定卸供給事業者として届出をしているか、資源エネルギー庁の公表情報と届出書控えで確認する
- 2.取引形態が承継の対象か判定 合併・分割・事業全部の譲渡か、それとも一部のリソースだけの譲渡かを整理する。一部譲渡の場合は承継が働かない可能性を前提に、新規届出の要否を所管庁に事前相談する
- 3.承継の届出を遅滞なく提出 クロージング後、第2条の7第2項の準用に基づき、地位を承継した旨の届出を遅滞なく経済産業大臣に提出する。PMI の許認可棚卸しリストに明記して漏れを防ぐ
- 4.取引先・需要家への通知と契約整理 小売電気事業者や蓄電池・DR 契約の需要家に事業主体の変更を通知し、契約の地位移転や巻き直しの要否を確認する。行政への届出とは別に必要な手続として扱う
よくある質問 AI による整理
Q1特定卸供給事業者とは
分散電源や需要抑制(DR)を束ね、小売電気事業者などに卸供給する事業者です。一定の要件を満たす場合に経済産業大臣への届出が必要です(要件の細目は省令で要確認)。
Q2電気事業法27条の56の準用とはどういう意味?
小売電気事業者向けに書かれた承継・是正などの条文を、特定卸供給事業者にもそのまま当てはめるという意味です。新しい規定を一から書かずに既存のルールを借りています。
Q3アグリゲーター事業を一部だけ譲渡したら届出はどうなる?
承継規定は事業全部の譲渡や合併・分割を前提としているため、一部譲渡では承継が働かず、譲受人が自ら新規届出を要する場合があります。所管庁への事前相談が安全です。
Q4特定卸供給事業の承継届出 いつまで
承継の届出は「遅滞なく」行うとされ、具体的な日数は条文上定められていません(第2条の7第2項の準用)。クロージング直後に提出できるよう準備しておくのが実務的です。
Q5特定卸供給事業者に業務改善命令は出る?
本条により第2条の17第1項が準用されるため、小売電気事業者と同様の是正の仕組みが特定卸供給事業者にも及びます。準用先の要件は現行条文で確認してください。
Q6VPP 事業者が撤退したら蓄電池の遠隔制御はどうなる?
行政への届出と需要家への通知は別の問題です。制御停止や機器の扱いは契約の解約条項・事業終了条項で決まるため、契約書の確認が出発点になります。
Q7特定卸供給事業者の届出状況はどこで確認できる?
経済産業省・資源エネルギー庁の公表情報で確認するのが基本です。公表の範囲や更新頻度は時期により異なるため、最新の掲載状況を確かめてください。
Q8第2条の7第1項の但書が準用されないのはなぜ?
本条は第2条の7第1項について「本文」のみを準用対象としているため、但書部分は特定卸供給事業者には及びません。但書の具体的内容と立法趣旨は現行条文で要確認です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1アグリゲーターを始めるのに、何か許可っているんですか?
一定の要件を満たして分散電源を束ね、卸供給する事業は、令和4年(2022年)4月から特定卸供給事業として経済産業大臣への届出が必要になった。そのうえで本条により、承継や是正の仕組みなど小売電気事業者向けのルールが準用される。実務のポイント:届出制は登録制より入口が軽いぶん、監督の重心は参入後の是正に移る。参入の手軽さだけを見て運用体制を薄くすると、後から効いてくる
Q2うちの会社が合併したら、アグリゲーターの届出ってやり直しになりますか?
合併や事業全部の譲渡であれば、存続会社や譲受人が届出者の地位を承継する(第2条の7第1項本文の準用)。新規の届出ではなく、承継したことの届出を遅滞なく出す(同条第2項の準用)。実務のポイント:PMI では許認可の棚卸しが小売電気事業の登録に集中し、特定卸供給の届出が漏れやすい。統合チェックリストに一行加えるだけで防げる
間違えやすい点 AI による整理
- 「アグリゲーターは登録制か届出制か」と問う前に、前提を確認すべきである。分散電源を束ねる事業者が全員、特定卸供給事業者に当たるわけではない。供給能力などの要件を満たす者だけが対象で、規模の小さい事業者は本条の射程の外にいることがある(要件の細目は経済産業省令で要確認)。自社が対象かどうかの判定を飛ばして準用規定を読んでも意味がない
- 買い手から見れば、分散電源ポートフォリオの一部だけを切り出して買うのは自然な選択肢である。だが承継規定で届出者の地位が移るのは、事業全部の譲渡や合併・分割の場面と読める。一部だけを買った場合は承継が働かず、買い手が自分で新たに届出をする必要が出てくることがある。ビジネスの目線と規制の目線のずれが、クロージング後に手続の空白として表に出る(実務上の扱いは所管庁に要確認)
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 本条との関係 | 電気事業法27条の56:小売電気事業者向け規定を特定卸供給事業者に準用 | 電気事業法2条の7:小売電気事業者の事業承継と承継届出(準用元) 電気事業法27条の25:読み替えのうえ準用される規定 |
| 準用の範囲 | 第1項は本文のみ、第2項は全体を準用 | 本来は第1項本文・但書を含めて小売電気事業者に適用 「事業の全部又は一部」を「事業」と読み替えて準用 |
| 主な効果 | 特定卸供給事業者の地位移転・是正・休廃止などを行政が把握できる | 合併等による地位承継と遅滞ない届出 事業単位での手続(内容は現行条文で要確認) |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾では台電が運営する電力交易平台で需量反應の聚合商が補助サービス市場に参加する。日本の届出制・承継規定に相当する明文の仕組みとの対応関係は要確認
韓国は小規模電力仲介事業として分散電源の集約事業を法定し、登録制で規律している
米国は連邦規制で分散型電源アグリゲーションの卸電力市場参加を開放した。事業承継の規律は州法・市場規則に委ねられる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- あなたが育ててきた VPP(仮想発電所)スタートアップが、大手電力グループに吸収合併されることになった。クロージングまであと30日。存続会社は届出者の地位を承継するが、承継したことの届出は遅滞なく出さなければならない(第2条の7第2項の準用)。PMI(買収後の統合作業)の山に埋もれて、この一枚が抜け落ちやすい
- もし、自宅の蓄電池の遠隔制御を任せているアグリゲーターが事業をやめたら、あなたの蓄電池はどうなる? 行政への届出と、あなたへの契約上の通知は別の話である。行政が把握していても、あなたが知らされる保証はない。今のうちに契約書の解約条項と制御停止時の扱いを読んでおく
- 取引先のアグリゲーターが約束した量を何度も供給できず、小売電気事業者であるあなたの調達計画が崩れ続けている。準用される是正の仕組みを根拠に、行政へ情報提供する道がある。
取るべき行動
被害を受けた側:1. 契約相手のアグリゲーターが特定卸供給事業者として届出をしているか、経済産業省(資源エネルギー庁)の公表情報で確認する2. 相手方の合併・事業譲渡・撤退の報道や通知があれば、契約の解約条項、機器制御の停止条件、報酬精算の扱いを書面で照会する3. 供給不履行が続くなど業務運営に問題がある場合は、所管庁へ事実関係を記録付きで情報提供する4. 金銭的損害は契約上の請求として整理し、相手方の承継先を特定してから請求先を決める
訴えられた側:1. 合併・分割・事業譲渡を計画した時点で、第2条の7の準用による承継の届出が必要かを法務と確認する2. 一部の事業やリソースだけを移す取引なら、承継が働かない可能性を前提に新規届出の要否を所管庁と事前に相談する3. 撤退・休止を決めたら第27条の25の準用による届出の要否と期限を確認し、顧客と取引先への通知計画を同時に立てる4. 行政から是正を求められたら、改善計画と実施記録を残し、指摘事項ごとに回答する
時効(請求できる期限):承継の届出は「遅滞なく」とされ、具体的な日数は条文上定められていない(第2条の7第2項の準用、現行条文で要確認)。休廃止に関する届出の期限は第27条の25と経済産業省令の定めによる(最新の改正状況をご確認ください)。民事上の請求は特定の時効はないが、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.令和2年(2020年) 新設:いわゆるエネルギー供給強靱化法による電気事業法改正で特定卸供給事業の制度が設けられ、令和4年(2022年)4月から届出制として施行された。本条の準用規定もこの制度整備の一環と考えられる(条文の新設時期は改正附則で要確認)
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める