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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年9月5日読了 6 分6 分6 分

電気事業法 第55条の13(定期安全管理検査の特例)

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  1. 認定高度保安実施設置者であつて、第五十五条第一項第一号又は第二号に掲げる電気工作物を設置するものは、同項の自主検査については、同項の規定にかかわらず、これを定期に行うことを要しない。この場合においては、経済産業省令で定めるところにより、これを行わなければならない。
  2. 2.第五十五条第四項から第六項までの規定は、認定高度保安実施設置者については、適用しない。

この条文の基本情報

定期安全管理検査の特例とは何ですか?

定義定期安全管理検査の特例とは、電気事業法第55条の13に定められた規定で、「認定高度保安実施設置者であつて、第五十五条第一項第一号又は第二号に掲げる電気工作物を設置するものは、同項の自主検査については、同項の規定にかかわらず、これを定期…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 電気事業法第55条の13(定期安全管理検査の特例)は、日本の電気事業法に含まれる条文です。
  2. 電気事業法第55条の13の条文原文は「認定高度保安実施設置者であつて、第五十五条第一項第一号又は第二号に掲げる電気工作物を設置するものは、同項の自主検査については、同項の規定にかかわらず、これを定期…」で始まります。
  3. 電気事業法第55条の13は第六款 認定高度保安実施設置者に置かれています。
  4. 電気事業法の公布日は昭和39年7月11日です。
  5. 電気事業法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 電気事業法第55条の13の前の条は電気事業法第55条の12です。
  7. 電気事業法第55条の13の次の条は電気事業法第56条です。
  8. 電気事業法第55条の13には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第55条の13
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000170
  • 本サイト収録電気事業法(昭和三十九年法律第百七十号)第55条の13(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/339AC0000000170/55_13

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点電気事業法55条の13は、認定高度保安実施設置者に限り、発電用ボイラー等の自主検査を定期に行う義務と定期安全管理審査を外す。ただし省令に従った検査義務は残る。

Q · スマート保安の認定を取った発電所は、定期検査をしなくていいの?

周期の縛りと外部審査が外れるだけで、検査義務は残る

電気事業法55条の13第1項により、認定高度保安実施設置者は55条1項1号・2号の電気工作物の自主検査を「定期に」行う必要がなくなります。ただし同項後段で、経済産業省令の定める方法による検査は義務として残ります。第2項により、55条4項から6項の定期安全管理審査は適用されません。外部の審査がなくなる分、検査記録と保安体制の管理責任は設置者自身が負うことになります。

解説

発電所のボイラーやタービンには、法律で決まった周期の自主検査がある。電気事業法55条は、その検査を「定期に」行い、さらに検査を回す体制そのものを国または登録安全管理審査機関に審査させる二段構えを設置者に課している。本条は、この二段構えを外す条文である。対象は「認定高度保安実施設置者」に限られる。IoT センサーやデータ解析で設備の状態を常時監視し、高度な保安を自力で回せると経済産業大臣が認めた事業者のことだ。認定を受けると、カレンダーで決まった周期の検査ではなく、経済産業省令の定める方法で設備の状態に応じて検査時期を決められる。さらに55条4項から6項の定期安全管理審査(検査体制を外部がチェックする手続)も適用されない。ここで勘違いしてはならないのは、検査そのものは消えないという点である。本条1項後段は、省令に従って検査を「行わなければならない」と明記している。外れたのは周期の縛りと外部審査だけで、安全の最終責任は丸ごと設置者に残る。プラントを止める日数を減らせる自由は、そのまま自己責任の重さでもある

法的な位置づけ

電気事業法55条の13は、認定高度保安実施設置者に対する定期自主検査の特例を定める規定である。55条1項1号・2号の電気工作物について、自主検査を定期に行う義務を免除し、経済産業省令の定める方法による検査に置き換えるとともに、同条4項から6項の定期安全管理審査の適用を除外する。

よくある質問 AI による整理

Q1認定高度保安実施設置者とは?

IoT やデータ解析などで高度な保安を自ら確保できると経済産業大臣の認定を受けた事業用電気工作物の設置者です。本条の特例はこの認定が前提になります。

Q2定期安全管理審査とは何ですか?

設置者が行う定期自主検査の実施体制を、国または登録安全管理審査機関が審査する手続です(55条4項から6項)。認定設置者には本条2項で適用されません。

Q3電気事業法55条の13の対象設備は?

55条1項1号・2号に掲げる電気工作物で、発電用のボイラーやタービン等が中心です。対象範囲の詳細は55条と施行規則で確認が必要です。

Q4スマート保安 認定 メリットは?

設備の状態に応じて検査時期を決められ、定修による停止期間を短縮できる可能性があります。外部審査の手続負担もなくなります。

Q5スマート保安 認定 デメリットは?

外部機関の審査通過という防御材料がなくなり、検査記録や保安体制の不備はすべて自社の責任として問われます。認定維持のコストもかかります。

Q6認定設置者の検査はどの方法で行う?

本条1項後段により、経済産業省令の定めるところで行います。具体的な方法は電気事業法施行規則などの関係省令を確認する必要があります。

Q7認定を失ったら検査はどうなる?

本条の特例は認定設置者であることが前提のため、認定がなくなれば55条の定期自主検査と定期安全管理審査の原則に戻ると解されます。

Q8認定設置者の設備事故、責任は誰に?

第一次的には設置者です。外部審査がない分、省令に従った検査を実施していたかが行政処分や損害賠償での過失判断の焦点になります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1スマート保安の認定って、取ったら検査しなくていいってことですか?

違います。本条1項は「定期に」行う義務を外すだけで、後段で経済産業省令に従った検査の実施を義務付けています。2項で外部の定期安全管理審査(55条4項から6項)が不要になるのが大きな違いです。実務のポイント:認定後に社内で「検査免除」と言い換えて広まり、現場の記録が手薄になる例が典型的な落とし穴。社内の言葉選びから管理する

Q2認定って一度取ればずっと有効なんですか?

認定には要件があり、要件を満たさなくなれば取消しの対象になりえます。本条の特例は認定設置者であることが前提なので、認定を失えば55条の定期検査と定期安全管理審査に戻ります(有効期間・更新の詳細は最新の改正状況をご確認ください)。実務のポイント:認定を前提に定修周期や保守契約を組み替えた後で取消しになると、日程も契約も一気に巻き戻る。認定維持のコストを事業計画に最初から入れておく

間違えやすい点 AI による整理

  • 「認定を取れば定期検査が免除される」と思われがちだが、免除されるのは「定期に」という時期の縛りである。検査そのものは本条1項後段で経済産業省令に従って行う義務が残る。検査不要と社内で誤解が広がれば、それ自体が認定取消しのリスクになる
  • 外部審査がなくなることを「楽になる」と受け止めるのは視角がずれている。設置者から見れば手続コストの削減だが、法律から見れば第三者のチェック機能を自社の保安体制に置き換える取引である。事故が起きたとき、外部機関の審査通過という防御材料は手元にない
  • 規制緩和の条文なので技術者だけの話と思われやすいが、実際は経営判断の論点である。定修周期の延長は売上と保安投資の配分を変え、取締役の善管注意義務(経営のプロとして当然払うべき注意)の判断材料にもなる
比較の観点この条文ほかの条文
検査時期55条の13:定期に行う義務なし、省令の方法で実施55条:主務省令で定める時期に定期に実施
外部審査55条4項〜6項の定期安全管理審査は適用除外55条:国または登録安全管理審査機関の審査を受ける
対象者認定高度保安実施設置者のみ55条1項の電気工作物を設置する者全般
安全担保の仕組み認定要件・省令に基づく自主管理と認定取消しの可能性一律の周期検査と第三者による体制審査

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
電業法

台湾でも電業設備の保安・検査は電業法と関連規則で規律される。データ駆動型保安を理由に周期検査を外す認定制度の有無は要確認

韓国
전기안전관리법

韓国は2021年施行の電気安全管理法で事業用電気設備の定期検査を規律する。日本の認定特例に相当する制度の有無は要確認

ドイツ
EnWG § 49

ドイツはエネルギー設備の安全性を一般に承認された技術規則への適合で担保する枠組みで、周期検査の具体化は下位規範や技術規格に委ねられる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • もし認定を受けた火力発電所で、センサーが異常を検知していたのにデータ解析部門が見落とし、タービンが破損したら、どうなる? 「周期検査は免除されていた」は言い訳にならない。省令に従った検査をしていたかが問われ、認定の取消しまで視野に入る
  • あなたは工場の自家発電設備の保安担当。経営陣から「スマート保安の認定を取れば年に何日も操業を止めずに済む」と言われ、申請準備を任された。必要なのは設備投資の稟議書ではなく、データに基づく保安体制を説明できる書類である
  • 発電設備の定期修理を請け負う協力会社の営業担当。取引先が認定を取得した翌年から、毎年あった定修の発注が二年に一度に減った。商流の変化は条文一本から来ている
  • 監査法人が来るまで残り二週間。認定設置者として省令に沿った検査記録が揃っているか、内部監査で穴が見つかった。外部審査がない分、記録の空白を指摘してくれる第三者はいない。今、自分で埋めるしかない

取るべき行動

被害を受けた側:設備事故で被害を受けた周辺事業者や住民の立場なら、1. 被害状況を写真・日時つきで記録2. 設置者が認定設置者かどうかを確認し、省令に沿った検査記録の開示を求める3. 経済産業省の産業保安監督部へ情報提供する4. 損害賠償は民法709条を軸に検討する。外部審査がない分、検査記録の有無が過失立証の焦点になる

訴えられた側:認定設置者として検査の不備を行政から指摘されたら、1. 省令が定める検査方法と自社の実施記録を突き合わせ、空白の有無を即座に特定2. 空白があれば是正計画を先に作り、監督部への説明で自発的是正を示す3. 保安規程と社内手順書の整合を見直す4. 認定取消しに発展しそうな場合は、電気事業法に詳しい弁護士と早期に対応方針を固める

時効(請求できる期限):本条自体に特定の時効はないが、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される。不法行為に基づく損害賠償請求は民法724条により知った時から3年(人の生命・身体の侵害は5年、民法724条の2)。認定の有効期間や更新手続は省令・認定条件を確認すること(最新の改正状況をご確認ください)

改正沿革 AI による整理

  • 令和4年(2022年)高圧ガス保安法等の一部を改正する法律(要確認) 認定高度保安実施設置者制度の創設に伴い本条が新設されたとみられる。施行時期・改正法の特定は人的検証が必要

改正の年表

  1. 1.令和4年(2022年) 新設:高圧ガス保安法等の一部を改正する法律により、認定高度保安実施設置者制度の創設に伴い新設されたとみられる。施行日は人的検証を要する

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電気事業法の全文を見る所属する編章節を開く:第六款 認定高度保安実施設置者

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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