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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年9月5日読了 8 分8 分8 分

道路交通法 第32条(割込み等の禁止)

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車両は、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため、停止し、若しくは停止しようとして徐行している車両等又はこれらに続いて停止し、若しくは徐行している車両等に追いついたときは、その前方にある車両等の側方を通過して当該車両等の前方に割り込み、又はその前方を横切つてはならない。

この条文の基本情報

割込み等の禁止とは何ですか?

定義割込み等の禁止とは、道路交通法第32条に定められた規定で、「車両は、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため、停止し、若しくは停止しようとして徐行している車両等又はこれらに続いて停止し、若しくは徐行し…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 道路交通法第32条(割込み等の禁止)は、日本の道路交通法に含まれる条文です。
  2. 道路交通法第32条の条文原文は「車両は、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため、停止し、若しくは停止しようとして徐行している車両等又はこれらに続いて停止し、若しくは徐行し…」で始まります。
  3. 道路交通法第32条は第四節 追越し等に置かれています。
  4. 道路交通法の公布日は昭和35年6月25日です。
  5. 道路交通法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 道路交通法第32条の前の条は道路交通法第31条の2です。
  7. 道路交通法第32条の次の条は道路交通法第33条です。
  8. 道路交通法第32条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第32条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105
  • 本サイト収録道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第32条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/335AC0000000105/32

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点道路交通法32条は、法令や警察官の命令、危険防止のため停止・徐行している車両等の列に追いつき、その側方を通過して前方へ割り込む行為を禁じる。違反は1点と反則金の対象。

Q · 踏切や赤信号で停まっている車の列に横から入るのは、ただのマナー違反じゃないの?

単なる渋滞の割り込みとは別で、1点と反則金の対象です

道路交通法32条は、法令の規定や警察官の命令により、または危険を防止するために停止・徐行している車両等の列に追いついたとき、その側方を通過して前方に割り込み、または前方を横切る行為を禁じています。ポイントは「なぜ停まっているか」です。赤信号・一時停止・踏切・検問・危険回避という理由で並んだ列が対象で、純粋な渋滞での無理な車線変更は進路の変更の禁止(26条の2)の領域で捉えられます。基礎点数は1点、反則金は車種により数千円程度ですが、割り込み直後に接触事故を起こすと過失割合の加算要素として働き、負担額は反則金の何十倍にもなり得ます。

解説

踏切の前で長い車列が停まっている。急いでいるあなたは、空いている右側をすっと進んで先頭の車の前に入る。この何気ない一手が、道路交通法32条違反だ。禁じられているのは、法令の規定(赤信号、一時停止、踏切)や警察官の命令(検問)、あるいは危険を防ぐために停止・徐行している車列に追いつき、その横を通って前に割り込む、または前を横切る行為である。鍵は「なぜ停まっているか」だ。ただの渋滞ではなく、法や警察や危険という理由で列ができているとき、その列を横から抜いて先頭に入る行為が狙い撃ちされる。反則金は数千円と軽い。だが本当のコストはそこではない。割り込んだ先で接触事故を起こせば、過失割合であなたが一気に不利になり、保険等級のダウンと自己負担で数十万円が飛ぶ。列の秩序を破る一手は、財布への直撃と地続きだ。

法的な位置づけ

道路交通法32条は割込み等の禁止を定める規定であり、法令の規定又は警察官の命令により、若しくは危険を防止するため停止・徐行している車両等及びこれに続く車両等に追いついた場合に、その側方を通過して前方に割り込み、又は前方を横切る行為を禁止する。停止の理由に着目した規律であり、進路の変更の禁止(26条の2)とは適用場面を異にする。

手順

  1. 1.ドラレコ映像を上書き前に別媒体へ複製 割り込まれて事故になったら、その場でドライブレコーダーの記録を保護設定にし、SD カードを抜くか別媒体へ複製する。相手が列の前方に割り込んだ瞬間と、その列がなぜ停止していたか(信号・踏切・検問)が映る前後数分を必ず含める
  2. 2.警察を呼び、実況見分で32条違反を口頭・書面で指摘 現場で警察を呼び、実況見分の際に「相手は法令・警察官の命令・危険防止で停止していた列の前方に割り込んだ」という事実関係を具体的に述べる。停止の理由を明示することが、32条の射程内であることの決め手になる
  3. 3.目撃者・後続車の連絡先を確保 後続車のドラレコや目撃者の証言は、映像が不鮮明だった場合の保険となる。その場で氏名・連絡先を控え、可能ならその場で簡単な状況メモをもらう。時間が経つほど協力を得にくくなる
  4. 4.保険会社の過失割合提示に対し32条違反を根拠に反論 相手方保険会社が提示する過失割合は交渉の出発点にすぎない。ドラレコ映像と実況見分の内容を添え、相手の32条違反を過失加算要素として主張する。自分側の車間距離不保持や前方不注視の有無も冷静に整理しておく

よくある質問 AI による整理

Q1割込み等の禁止とは何ですか?

道路交通法32条が定める禁止行為です。法令や警察官の命令、危険防止のために停止・徐行している車両等の列に追いつき、その側方を通過して前方に割り込む、または前方を横切る行為を指します。

Q2道路交通法32条違反の反則金はいくらですか?

車種によって異なり、普通車で数千円程度の反則金が定められています。金額は改定されることがあるため、交付された青キップの記載額と最新の反則金額表を必ず確認してください。

Q3割込み違反の点数は何点ですか?

基礎点数は1点です。点数自体は軽いものの、事故が絡むと安全運転義務違反(70条)などが併せて問われ、付加点数で一気に重くなる場合があります。最新の運用状況をご確認ください。

Q4踏切で停まっている車を追い越して先頭に出るのは違法ですか?

踏切での一時停止は法令に基づく停止に当たるため、その列に追いついて側方を通過し前方に割り込めば32条違反になります。踏切は危険地帯であり、取締りの対象になりやすい典型場面です。

Q5バイクのすり抜けは32条違反になりますか?

列の横を通過するだけで直ちに32条違反となるとは限りませんが、停止・徐行中の車両等の前方に割り込めば違反です。側方通過には通行区分(17条)や追越しの方法(28条)も関わります。

Q6検問の列に割り込んだらどうなりますか?

警察官の命令による停止に当たるため32条の典型例です。警察官の面前での違反となり、その場で告知される可能性が高く、なぜ列を飛ばして急いだのかという追加の質問を招くこともあります。

Q7割込み等の禁止に罰則はありますか?

交通反則通告制度の対象となる違反ですが、反則金を納付しない場合などには道路交通法の罰則規定により刑事手続へ移行します。適用条項と法定刑は最新の条文をご確認ください。

Q8自転車も割込み等の禁止の対象になりますか?

32条は「車両」を対象としており、軽車両である自転車も含まれます。信号待ちの列の横をすり抜けて前方に割り込む行為は、自転車であっても規律の対象になり得ます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1渋滞でノロノロ進んでるとき、空いた車線から前に入るのも割り込み違反ですか?

純粋な渋滞での無理な車線変更は、多くの場合32条ではなく進路の変更の禁止(26条の2)の問題として捉えられます。32条が特に禁じるのは、赤信号・一時停止・踏切・検問・危険回避という理由で停止・徐行している列への割り込みです。実務のポイント:同じ『割り込み』に見えても、警察がどの条文で切符を切るかで違反点数も反則金額も変わります。切符を渡されたら、根拠条文が停止理由と本当に噛み合っているかを確認する価値があります

Q2青キップにサインしたくないんですが、拒否できますか?

署名は義務ではなく、事実に争いがあれば拒否できます。署名しなければ反則金納付の手続には進まず、刑事手続へ移る建て付けです。実務のポイント:32条違反のような軽微な事案は、否認しても検察が起訴まで踏み込まない運用が多いと言われます。ただし出頭や取調べという時間コストがかかるので、事実を本気で争う正当な理由があるときの選択肢と考えるべきで、面倒だからという理由での安易な否認は割に合いません

Q3割り込まれて事故ったのに、こっちの過失も取られるって本当ですか?

追突や側面接触では、たとえ相手が割り込んでいても、あなたの前方不注視や車間距離不保持(26条)が一定割合で問われることがあります。ただし相手の32条違反が立証できれば、その過失は大きく加算されます。実務のポイント:保険会社が最初に出す過失割合は交渉の出発点にすぎません。ドラレコで相手の割込みを示せるかどうかで、提示が一割二割動くことは珍しくない。映像の有無が示談金を左右します

間違えやすい点 AI による整理

  • 「割り込み禁止は渋滞のノロノロ運転にも全部かかる」と思っている人が多いが、32条が狙うのは法令・警察官の命令・危険防止という理由で停止・徐行している車列だ。純粋な渋滞での無理な車線変更は、むしろ進路の変更の禁止(26条の2)の領域で捉えられる。同じ「割り込み」でも、根拠条文が違えば点数も立証の焦点も変わる
  • 反則金が数千円と安いから軽い違反だと侮られがちだが、深刻なのは金額ではない。割り込んだ直後に事故れば、この違反が過失割合の加算要素として効き、あなたの過失が一〜二割上乗せされる。反則金の何十倍もの自己負担と保険等級ダウンが、後からじわじわ来る
  • 「あおり運転で前に割り込まれた、これは32条違反だろう」と考える人は多いが、その問いの立て方自体がずれている。世間が『あおり運転』と呼ぶ前方割り込みや幅寄せの多くは、法的には32条ではなく進路変更禁止や安全運転義務違反として妨害運転罪の枠で処理される。32条の割込みと妨害運転罪は別物だ
比較の観点この条文ほかの条文
規制の対象場面32条:法令・警察官の命令・危険防止により停止/徐行している車列への割込み・横切り26条の2:進路変更一般。後続車に急な速度・方向の変更をさせるおそれがある場合の禁止
28条:追越しの方法。原則として右側から追い越すなどの手順の規律
停止・徐行の理由を問うか問う。停止の理由が法令・警察官の命令・危険防止でなければ射程外問わない。純粋な渋滞のノロノロ運転でも適用の余地がある
問わない。走行中の追越し態様が問題となる
典型的な現場踏切の手前、赤信号の車列、検問、事故現場の手前で停止している列高速道路や幹線道路での強引な車線変更
先行車を追い抜く場面全般
事故時に効いてくるポイント過失割合において相手方の過失加算要素として主張しやすい同じく加算要素だが、立証の焦点は進路変更の態様と後続車への影響
追越し方法の適否(右側通行・側方間隔)が争点になる

他国ではどう定めているか 5 か国

台湾
道路交通管理處罰條例 第45條

台湾は不依規定超車や車列への任意插入を行政罰として取り締まる。日本のように停止理由(法令・警察官・危険防止)で射程を限定する構成ではなく、通行秩序違反として広く捉える傾向がある

韓国
대한민국 도로교통법 제23조(끼어들기의 금지)

韓国は日本の32条と極めて近い条文構成を持ち、警察公務員の指示や危険防止のため停止・徐行している車の前への割込みを明文で禁止する。継受関係を強く感じさせる条文

中国
中華人民共和国道路交通安全法 第45条

前方車両が停車待機または低速走行している場合に、車線を借りた追越しや待機車列への穿插を禁止する。停止理由ではなく「待機車列」という客観的状況で射程を画する点が日本と異なる

ドイツ
StVO § 5、§ 7 Abs. 4

ドイツは停止車列への割込みのみを禁じる単独条文を置かず、追越し規律とジッパー方式の合流規律で処理する。個別場面の評価は判例・行政実務に委ねられる部分が大きい

アメリカ
Uniform Vehicle Code § 11-301以下および各州法

連邦統一の交通法典は存在せず、追越し・車線変更の一般規律を基礎に、各州が queue jumping や踏切手前の追越し禁止を個別に定める

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 踏切の前で車が数台停まっている。遮断機はまだ下りていない。あなたは空いている右側から先頭に出て、開いた瞬間に真っ先に渡ろうとした。これが最も典型的な32条違反であり、しかも踏切という危険地帯だけに、警察の目に留まれば見逃されにくい
  • 検問で停止させられた車列に、後ろから来たバイクが横をすり抜けて先頭へ割り込んだら、どうなる? 警察官の目の前での32条違反であり、その場で切符を切られるうえ、なぜ列を飛ばして急いだのかという追加の職務質問まで招きかねない
  • 赤信号で停止中の車列。右折レーンから直進レーンの先頭へ横入り。後続車のドラレコに一部始終が残る
  • あなたの前に強引に割り込んできた車と接触した。相手は「そっちが不注意だ」と主張して譲らない。事故から時間が経つほど記憶も証拠も薄れる。今日中にドラレコ映像を保存し、警察の実況見分で相手の32条違反を指摘できるかどうかが、過失割合の分かれ目になる

取るべき行動

被害を受けた側:割り込まれて事故になった場合、1. まずドラレコ映像を即保存、上書き消去される前に別媒体へ複製2. 警察を呼び、実況見分で相手が停止車列の前に割り込んだ事実を必ず口頭・書面で指摘3. 相手方保険会社が過失割合を提示してきたら、32条違反を根拠に相手の過失加算を主張4. 目撃者や後続車のドラレコがあれば連絡先を確保。証拠は最初の72時間が勝負

訴えられた側:割り込みで検挙された、または事故を起こした場合、1. 青キップの記載事実が実際と食い違うなら、署名前に落ち着いて確認、争うなら安易に署名しない2. 停止していた列が本当に法令・警察・危険を理由に停まっていたかを検証、単なる渋滞なら32条の射程外の可能性3. 事故があれば安全運転義務(70条)も併せて問われうるので、双方の過失を冷静に整理4. 相手にも過失があれば過失相殺を主張し、賠償・過失割合を減らす

時効(請求できる期限):特定の民事時効はないが、割込み等の禁止違反の刑罰(罰金相当)に関する公訴時効は3年(刑事訴訟法250条2項6号)、起算点は違反行為時。交通反則告知を受けた場合は告知書に記載された反則金の納付期限があり、これを過ぎると刑事手続へ移行する(最新の運用状況をご確認ください)

改正沿革 AI による整理

改正の年表

  1. 1.昭和35年(1960年) 新設:道路交通法が昭和35年法律第105号として制定・公布され、従前の道路交通取締法に代わって車両の通行方法が体系的に整理された。本条を含む個別条文のその後の改正経緯は e-Gov 法令検索の改正履歴をご確認ください。

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道路交通法の全文を見る所属する編章節を開く:第四節 追越し等

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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